人類絶滅計画1〜実行〜
人間なんて絶滅してしまえばいいのに…。
ある時から俺はそんなことを考えるようになっていた。
大体、なぜ人間なんて無意味なものが生まれたのか。
それは俺にとって最大の疑問だ。
俺がこんなダメ人間になった原因は、母にあるに違いない。
「あんたなんかもう知らないから」
ある日突然母はこう言って家を去った。俺は独りになった。
あの時から俺の人生は狂い始めたのだ。
そしてもう誰も信じられなくなっていた。
ついに俺は、自らの願いを叶える方法を思いついた。
人間なんて、いない方がいい…。
自分が知らぬ間に大人になっていたことに気付いたのは、タイムマシンが完成した時だった。
相変わらず、1日の大半は部屋に閉じこもっていた。
外に出ると、人がいて嫌だからだ。
俺がそんな生活を続けてきた成果が、このヘンテコな形をしたタイムマシンなのだ。タイムマシンに関する全ての書物を読みあさって、約2年半で完成させてしまった。
俺は早速、そのタイムマシンに乗り込んだ。
目が覚めると俺は、殺風景な広野にいた。
成功したらしい。
気が遠くなる程の昔に、俺はいた。
目的は、人間を絶滅させること。
辺りを見渡すと、1人の女性がいた。
その女性は痩せていて、何となく美しかった。
その女性こそ、人類の大祖先である、ミトコンドリア・イブだった。
その説は間違っているかも知れないし、俺が誤解している可能性も十分ある。
しかし、世界中の人間に影響を及ぼすのには違いないはずだ。
俺は用意していた銃を、イブに向けた。
ー続くー
ある時から俺はそんなことを考えるようになっていた。
大体、なぜ人間なんて無意味なものが生まれたのか。
それは俺にとって最大の疑問だ。
俺がこんなダメ人間になった原因は、母にあるに違いない。
「あんたなんかもう知らないから」
ある日突然母はこう言って家を去った。俺は独りになった。
あの時から俺の人生は狂い始めたのだ。
そしてもう誰も信じられなくなっていた。
ついに俺は、自らの願いを叶える方法を思いついた。
人間なんて、いない方がいい…。
自分が知らぬ間に大人になっていたことに気付いたのは、タイムマシンが完成した時だった。
相変わらず、1日の大半は部屋に閉じこもっていた。
外に出ると、人がいて嫌だからだ。
俺がそんな生活を続けてきた成果が、このヘンテコな形をしたタイムマシンなのだ。タイムマシンに関する全ての書物を読みあさって、約2年半で完成させてしまった。
俺は早速、そのタイムマシンに乗り込んだ。
目が覚めると俺は、殺風景な広野にいた。
成功したらしい。
気が遠くなる程の昔に、俺はいた。
目的は、人間を絶滅させること。
辺りを見渡すと、1人の女性がいた。
その女性は痩せていて、何となく美しかった。
その女性こそ、人類の大祖先である、ミトコンドリア・イブだった。
その説は間違っているかも知れないし、俺が誤解している可能性も十分ある。
しかし、世界中の人間に影響を及ぼすのには違いないはずだ。
俺は用意していた銃を、イブに向けた。
ー続くー
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