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ホストマン

[125]  よっしー  2009-06-22投稿
寒い12月の夜一人の少年が歩いていた
その少年は一見顔が女の子みたいで美少女ともとれるが良く見るとまだあどけない少年であった
「寒い…」
それもそのはずで彼…浅野 優悟はこの時期にしてはかなり薄着であった
白い肌は寒さのためか真っ青になり、形の良い唇は紫色にまでなっていた
優悟は一つの公園に着いた過去『本当の父』に連れてってもらった思いでの公園だ
ベンチに座り込んで過去を思い出していた
父に連れてってもらった遊園地、ドライブ…思い出したら切りがない…そして優悟の記憶は一年前にさかのぼる
12月24日の夜父が居眠り運転のトラックに跳ねられ死んだ…即死だった
それから程なくして優悟の日常は変貌を遂げた
血の繋がった母からの暴力、新しい義父からの暴力は悲惨だった、義父の連れ子で優悟の突然出来た兄には顔等に煙草の火を押し付けられたりもした
そんな地獄の日々…そこから優悟は逃げ出したのだ
はら…はら…
優悟は空を見上げた…雪
「雪…か…寒いわけだよね」
雪が降り始めた…最愛の父が死んだ日も確かこんな日だった
「ここで死ぬのも…悪くないよね…僕が死んでも今悲しむ人は居ないよ」
優悟には待ってくれてる人は居ない…学校では余りの女顔といった下らない理由でいじめられ、親や兄からの日常的暴力、何も期待されてもいなければ…優悟自信もこの世界、周りの人達、ましてや自分に対しても期待していなかった
意識が遠のく

父さん…ごめんね?僕もう限界なんだ
すぐにそっち行くからね?
「つかれ…た…」
優悟はその自らの声を皮切りに意識を…放棄した

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