いつかまた〜57〜
その場所へ行ってみる。
あまり大規模じゃないけど、これだけあれば、セットに充分足りるだろう、くらいのクローバー畑があった。
「こんな近くに…」
「ははっ、灯台元暗しってやつだな」
僕とちさは、顔を見合わせて笑った。
「明るい時に、また取りに来よう?セット、それまでに完成させとくから」
「うん!」
そして、ちさを家まで送った。
アパートの前で向かい合う。
なんか照れくさい。
「また…明日」
「うん…明日」
ちさが階段を登り、玄関先に着くのを見届けてから、こっちを見たちさに、手を振って、僕は家路についた。
足元がふわふわしてる。
いつもの景色が、違って見えた。
僕の、2年3ヶ月の片想いは、今日で終わった。
あまり大規模じゃないけど、これだけあれば、セットに充分足りるだろう、くらいのクローバー畑があった。
「こんな近くに…」
「ははっ、灯台元暗しってやつだな」
僕とちさは、顔を見合わせて笑った。
「明るい時に、また取りに来よう?セット、それまでに完成させとくから」
「うん!」
そして、ちさを家まで送った。
アパートの前で向かい合う。
なんか照れくさい。
「また…明日」
「うん…明日」
ちさが階段を登り、玄関先に着くのを見届けてから、こっちを見たちさに、手を振って、僕は家路についた。
足元がふわふわしてる。
いつもの景色が、違って見えた。
僕の、2年3ヶ月の片想いは、今日で終わった。
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