携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> desteny??

desteny??

[302]  meeco  2009-06-23投稿
それから、三日間―\r

食べ物も、殆んど喉を通らず、お茶やコーヒー、母が運んで来てくれた、食事に少し、手を付けるだけで過ごした。

部屋からは、トイレに行く以外は、出る事も無く、自分の部屋に、引き篭って居た。大学にも、出なかった。

友人からのメールも、返す気力が無く、電話にも、一切出る事はしなかった。

これから、どうやって生活して行けば良いのか―\r

考える事すら、余裕は無かった。

あの日、麗華から届いたメールにも、返信はして居なかった。翌日、翌々日、また、麗華からメールが届いていた。

『香里、体調はどう?少しは良くなった?いつも、直ぐ返事くれるのに、返信無いから、心配になっちゃって・・・。あの日ね、秀樹と連絡取れないって言ってたでしょ?友達に急に誘われて、乃木坂のバーで飲んでたんだって(笑)地下のお店だったから、電波が届かなかったみたい?取り越し苦労だったよ(笑)もっと、彼氏の事、信用しなくちゃね!!淳にも、電話したんだけど、取ってくれないのよね?あんた達、また、話、もつれたの?元気になったら、報告してよね☆待ってるからね!!』

淳も、麗華とは、連絡を取る心境では無いのだと悟った。

暫く、麗華には、メールの返信も、連絡も取る気持ちにはなれ無かった。

三日前、帰って来た時、着せられていた、見覚えの無い、花柄のネグリジェは、クシャクシャに丸めて、部屋の塵箱に捨てた。
ふと、机に目をやると、隣に置いて有る、塵箱の中のネグリジェが目に入った―\r

思い出さない様にして居たのに―\r

ネグリジェと聞けば、年配の人が着る様な物を想像しがちだが、あれは、海外製の物で、きっと若い女性が着る物だと私は、認識した。

母は、私の事を気遣い、日に何度も、私の部屋の扉の外から、声を掛けに来た。

「香里ちゃん?何か嫌な事が有ったの?お母さんには、話して。ご飯も、全然食べて無いじゃない?淳くんと、喧嘩でもしたの?学校も、いつまでも休んでちゃ、就職も決まったのに・・・。ねぇ?香里ちゃん?聞いてるの?」

母に、三日前の事を話せる筈が無かった。五年前のあの日も、フラフラして帰宅すると、母は留守にしていた。私が、こんな思いをしているとは、まさか思っても居ないだろう―\r

その時、三日前に淳が家に訪ねて来て以来、来る事が無かった、着信が、淳から、突然、来たのだった―\r




感想

感想はありません。

「 meeco 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス