ラブレター
ときめき ?
「俊(しゅん)ちゃん、ちょっと付き合ってくれる?」
内田俊章に声をかけたのは、中学2年の同級生、佐々木雪子だった。
「何か用か?昼飯が終わったら、体育館へ行かなきゃ」
俊章は、給食のお膳を片付けながら、雪子に言った。
「直ぐに終わるから!ねっ、お願い!」
そう言うと雪子は、俊章の腕を掴んで、引っぱった。
「分かった、分かった!少しだぞ!」
2人は教室を出ると、階段を上がり屋上へ出た。
「何の用だよ?」
俊章は、せわしなく聞いた。
「これね、ある子から預かったの」
そう言うと雪子は、ポケットから白い封筒を取り出して、俊章へ差し出した。
「何だよこれ?誰からだよ?」
「それは聞かないで!絶対に言わないで!って言われたの」
「ひょっとして、ラブレターか?」
「そうかもね」
俊章は、冗談のつもりで聞いたのに、『そうかもね』と言われ、心臓が高鳴った。
「いったい、誰だ?俺にラブレターなんて」
俊章は、その封筒を制服の内ポケットに仕舞うと、体育館へ急いだ。
「俊(しゅん)ちゃん、ちょっと付き合ってくれる?」
内田俊章に声をかけたのは、中学2年の同級生、佐々木雪子だった。
「何か用か?昼飯が終わったら、体育館へ行かなきゃ」
俊章は、給食のお膳を片付けながら、雪子に言った。
「直ぐに終わるから!ねっ、お願い!」
そう言うと雪子は、俊章の腕を掴んで、引っぱった。
「分かった、分かった!少しだぞ!」
2人は教室を出ると、階段を上がり屋上へ出た。
「何の用だよ?」
俊章は、せわしなく聞いた。
「これね、ある子から預かったの」
そう言うと雪子は、ポケットから白い封筒を取り出して、俊章へ差し出した。
「何だよこれ?誰からだよ?」
「それは聞かないで!絶対に言わないで!って言われたの」
「ひょっとして、ラブレターか?」
「そうかもね」
俊章は、冗談のつもりで聞いたのに、『そうかもね』と言われ、心臓が高鳴った。
「いったい、誰だ?俺にラブレターなんて」
俊章は、その封筒を制服の内ポケットに仕舞うと、体育館へ急いだ。
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