キャッチボール 第6話
僕は、薄暗い階段を、歩いていく。その先に、龍吾が待っていると信じて…。
結局…ダメだったよ。僕はただ…友情を深めたかっただけなのに…。
パシッ。
「おっ!みーくん、ナイスキャッチ!」
「は、はぁ…。」
自分が、まさかこんなにすぐにボールをとれるとは…。
「よっしゃ!どこでもいい!投げてこい!」
放ったボールは、まっすぐ飛んでいった。
「すげぇじゃねえか!」キャッチして、まじまじと僕は見つめた。
「楽しいだろ?」
「キャッチボール…。」僕は、笑顔で言った。
「うん、楽しい。」
昼までキャッチボールは続いた。
「疲れた…。」
「オレも…しんどい。」僕は、携帯を取り出して急に話しかけた。
「メアドと番号、教えて。」
「おぅ!いいよ。」
「…つらいとき、励ましてくれたから。」
「そんなの当たり前のことだろ!」
笑顔で言ってくれた。
「僕も、龍吾がつらいとき、励ましてあげようと思って。」
「オレの…ことを?」
「もちろん。」
龍吾の目が、僕には、少し潤んでいるように見えた。よほど嬉しかったのだろう。
「ありがとな。」
「もうヤメにしよう。」僕の言葉で、キャッチボールをやめることにした。
「じゃあね。」
僕が帰ろうとしたその時、
「オレんち来いよ。」
「えっ。」
急に言われ、とても驚いた。でも、そこに行って、僕の気持ちがどんどん穏やかになっていったのは事実だった。
結局…ダメだったよ。僕はただ…友情を深めたかっただけなのに…。
パシッ。
「おっ!みーくん、ナイスキャッチ!」
「は、はぁ…。」
自分が、まさかこんなにすぐにボールをとれるとは…。
「よっしゃ!どこでもいい!投げてこい!」
放ったボールは、まっすぐ飛んでいった。
「すげぇじゃねえか!」キャッチして、まじまじと僕は見つめた。
「楽しいだろ?」
「キャッチボール…。」僕は、笑顔で言った。
「うん、楽しい。」
昼までキャッチボールは続いた。
「疲れた…。」
「オレも…しんどい。」僕は、携帯を取り出して急に話しかけた。
「メアドと番号、教えて。」
「おぅ!いいよ。」
「…つらいとき、励ましてくれたから。」
「そんなの当たり前のことだろ!」
笑顔で言ってくれた。
「僕も、龍吾がつらいとき、励ましてあげようと思って。」
「オレの…ことを?」
「もちろん。」
龍吾の目が、僕には、少し潤んでいるように見えた。よほど嬉しかったのだろう。
「ありがとな。」
「もうヤメにしよう。」僕の言葉で、キャッチボールをやめることにした。
「じゃあね。」
僕が帰ろうとしたその時、
「オレんち来いよ。」
「えっ。」
急に言われ、とても驚いた。でも、そこに行って、僕の気持ちがどんどん穏やかになっていったのは事実だった。
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