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メタル・ファイト 06

[270]  HARU  2009-06-24投稿
信じられない。いくら暴走してるからといってもドールが人間を襲うなんて・・・
ドールは何があっても人に危害を加えないよう造ってあるはずだ。

・・・でも、暴走じゃないとしたら?何ものかに命じられてやったのだとしたら、納得がいく。

やつらならやりかねないからだ。

「このまま逃げてもいいけど、あいつらの思惑の邪魔をしてからでも遅くないか。」

サラはかばんから銃型の対ドール用の武器をだし、ニキめがけて撃った。

バリッ、ドサッ
ニキはその場に倒れた。この武器はドールを一時機能停止させるものだ。

サラはニキに駆け寄り首の後ろを見ると、ランプが赤く点滅している。

「やっぱり、なにか受信してる。とりあえずこれつけて受信遮断して、と。」

ヴ−ン
ニキが目を覚ました。

「ん、・・・ぅわ、なんであんたがここにいるんだ!?つか、さっきのちっさいやつは・・・。」

ブオオオォォォ
ヘリがきたのだ。降りてきたのは、やっぱりあいつらだ。

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