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期間限定恋愛〜50

[400]  高橋 亜樹  2009-06-24投稿
せっかく慣れた仕事を辞めて、二日おきの通院生活が始まった…

やっぱり亜樹は、一也の言う通り病人なんだと痛感した

一也は、相変わらず優しかった…具合が悪いと言えば、夜中でもすぐに来てくれて病院に連れていってくれた…一也と過ごす時間が長くなるのと身体を重ねる回数が多くなれば成る程、好きになるのは当たり前だけど亜樹と一也には先がない今だけの付き合い…それが最近は、苦痛だった…

一也と会うまでの亜樹なら、うまくバランスが取れてたはずが、今は一也しか見えないし、一也以外と遊ぶなんてとんでもないって考えになってしまった…休みの日に、亜樹、一也、花南三人で出掛けて家族同然みたいな感じで…何より花南が嬉しそうなのを見ると、一也とさようならしたらどうなるんだろうとか考えた…

傷が深くなる前に、亜樹から身を引いた方がいいのかなぁさえも考えた…すでに傷は深いから無理だった…
せめて強くならないといけないとは思っても今の亜樹には、無理だし情けないけど、一也がいないとダメだし、ただの泣き虫だった…

次第に亜樹の精神的バランスが崩れだして、眠れない日が続いた…一也は、すぐに気が付いた。

「俺達、距離置いた方がいいんじゃない?会う間隔空けて月に一回亜樹に会いに行くよ。会わない日は、毎日電話するし…ダメかな…亜樹が、俺に依存してる…」

亜樹は、ポロポロ泣き出した…

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