携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> ラブレター

ラブレター

[708]  内田俊章  2009-06-24投稿
ときめき ?


 「俊、遅いぞ!」

 同級生の工藤伸也が言うと、坂本勉も口を開いた。

 「雪子に引っぱられて、何処へ行ってた?」

 「あぁ、雪子に頼まれ事をしてさ」

 「何だよ、頼まれ事って?」

 坂本は、しつこく聞いた。

 「大した事はないんだな。それより、早く始めるぞ!」


 俊章たちは、それぞれが持ち寄った、アルミホイルを丸めて、ピンポン玉位の大きさにして、サッカーの真似こどをして遊ぶのが常だった。

 俊章は、皆と遊びながらも、ポケットの封筒が気になって仕方なかった。



 しばらくするとベルが鳴った。午後の授業が始まる5分前のベルである。

 体育館で遊んでいた他の生徒たちは、それぞれが教室へ戻って行った。

 俊章たちは、いつもは、ギリギリ迄遊んでいるが、今日に限って俊章は、さっさと体育館を出ようとして、出口へ向かった。

 「もう行くのか?俊」

 坂本がそう言いながら、俊章を追いかけると、一緒に遊んでいた5人も、俊章に追い着き、一緒に歩き始めた。

 「やっぱり変だぞ、俊。何か有っただろう」

 俊章は、誰に何を言われても『何でもない。関係ない』を繰り返すだけだった。

感想

感想はありません。

「 内田俊章 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス