いつかまた〜61〜
放課後、アトリエに集まった僕らは、クローバー畑を使うセットを優先的に作っていった。
そんな中、恋歌が
「あ〜、それにしても、今日はなんだかいい気分だよね〜。まさかトーマとちさが…」
言いかけたところを
「恋歌!」
遮った。
響は、黙々と作業をしている。
「なに?」
「あ…いや…」
「なによ〜…。あ、ここ、黄色より水色が良くない?空の色で…雲作ろうか?」
この無駄口がなければ、いい仕事すんのにな。恋歌。
作業するみんなを見ながらふと思った。
…みんな、響の気持ちには気付いていないのか…?
いや、俺だって確かめた事はない。
単なる仮定だし、推測でしかない。
でも、どうして、俺は響に後ろめたさを感じるんだろう。
響の横顔を直視できない。
響はその日から、バイトを理由に、アトリエに来なくなった。
細かい絵コンテは、家で作成して、時々恋歌に渡してきた。
授業で会う事はあっても、響は僕と恋歌から離れて座った。
そんな中、恋歌が
「あ〜、それにしても、今日はなんだかいい気分だよね〜。まさかトーマとちさが…」
言いかけたところを
「恋歌!」
遮った。
響は、黙々と作業をしている。
「なに?」
「あ…いや…」
「なによ〜…。あ、ここ、黄色より水色が良くない?空の色で…雲作ろうか?」
この無駄口がなければ、いい仕事すんのにな。恋歌。
作業するみんなを見ながらふと思った。
…みんな、響の気持ちには気付いていないのか…?
いや、俺だって確かめた事はない。
単なる仮定だし、推測でしかない。
でも、どうして、俺は響に後ろめたさを感じるんだろう。
響の横顔を直視できない。
響はその日から、バイトを理由に、アトリエに来なくなった。
細かい絵コンテは、家で作成して、時々恋歌に渡してきた。
授業で会う事はあっても、響は僕と恋歌から離れて座った。
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