君のいた景色 第9話
後一ヵ月…
俺はその言葉の意味を知ることになる…
秋良「後一ヵ月って何の話だよ」
亜矢「……」
秋良「言えよっ!」
亜矢「……わかったよ、話すよ…」
亜矢「……実は秋が事故にあってからもう2年の月日が経ってるの」
秋良「…ちょっと待てよ…じゃぁ俺は2年間も眠り続けてたって言うのか」
亜矢が首を横に振る
秋良「じゃぁ…」
亜矢「秋はね、2年間ずっと一ヵ月に一度、記憶を失っていたの…」
秋良「……信じられるかよそんなの」
亜矢が俺に手帳を差し出してきた…そこには一定の間隔で『秋の退院記念日』と書かれていた…
秋良「嘘…だろ」
亜矢「私だって…私だって嘘だと思いたいよ…医者の悪い冗談だとっ!」
秋良「……」
亜矢「でも、でもっ!」
秋良「…ごめん」
亜矢「何で謝るの?一番つらいの秋じゃん」
秋良「一番つらいのは亜矢だろ…だって2年間も同じ事を繰り返してきたんだからっ!」
秋良「それでも俺は治らなくて……お前ずっと一人だったじゃねぇかっ!」
亜矢「う…うわぁぁん!」
俺達はひとしきり泣いた
秋良「俺の記憶がまた消えるまで一緒に居ような…」亜矢「ううん…秋の記憶がまた消えても…私が誰か分からなくなってもずっと一緒だよ…」
続
俺はその言葉の意味を知ることになる…
秋良「後一ヵ月って何の話だよ」
亜矢「……」
秋良「言えよっ!」
亜矢「……わかったよ、話すよ…」
亜矢「……実は秋が事故にあってからもう2年の月日が経ってるの」
秋良「…ちょっと待てよ…じゃぁ俺は2年間も眠り続けてたって言うのか」
亜矢が首を横に振る
秋良「じゃぁ…」
亜矢「秋はね、2年間ずっと一ヵ月に一度、記憶を失っていたの…」
秋良「……信じられるかよそんなの」
亜矢が俺に手帳を差し出してきた…そこには一定の間隔で『秋の退院記念日』と書かれていた…
秋良「嘘…だろ」
亜矢「私だって…私だって嘘だと思いたいよ…医者の悪い冗談だとっ!」
秋良「……」
亜矢「でも、でもっ!」
秋良「…ごめん」
亜矢「何で謝るの?一番つらいの秋じゃん」
秋良「一番つらいのは亜矢だろ…だって2年間も同じ事を繰り返してきたんだからっ!」
秋良「それでも俺は治らなくて……お前ずっと一人だったじゃねぇかっ!」
亜矢「う…うわぁぁん!」
俺達はひとしきり泣いた
秋良「俺の記憶がまた消えるまで一緒に居ような…」亜矢「ううん…秋の記憶がまた消えても…私が誰か分からなくなってもずっと一緒だよ…」
続
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