愛した人は人のもの??
木村さんが出張に行ってから3ヶ月が経とうとしていた。
韓国への出張は割と頻繁だった。
木村さんは英語も韓国語も堪能だったから海外出張は木村さんが行く事がほとんどだった。
長くなると聞いていたから私は特に何も気にとめず、『帰ってから連絡する』と言った木村さんを待っていた。
それから何日かして、カズマから電話がかかってきた。
『元気?大丈夫?』
‘ん??なんで大丈夫って聞くんだろう…’
と思いながら
「元気だよ!大丈夫!」
と言った。
『木村さん大変な時だから、赤井さんが元気か気になって…』
そう話すカズマの声はいつもよりトーンダウン気味だった。
「出張だから仕方ないよ。大変だと思うけどね。」
『えっ?赤井さん出張って?』
「だから木村さんが韓国に長期出張の話でしょ?」
カズマはそれを聞いて黙ってしまった。
嫌な予感がした。
「カズマ?どういう事?木村さん韓国へ出張に行ったんだよね?」
いけない事をして私は大切な人を失う罰を受けた…
今度は私の知らない間に木村さんに罰がくだされていた…
こんな罰、私に下せば良かったのに。
神様、もうこれ以上あの人を苦しめないで…
韓国への出張は割と頻繁だった。
木村さんは英語も韓国語も堪能だったから海外出張は木村さんが行く事がほとんどだった。
長くなると聞いていたから私は特に何も気にとめず、『帰ってから連絡する』と言った木村さんを待っていた。
それから何日かして、カズマから電話がかかってきた。
『元気?大丈夫?』
‘ん??なんで大丈夫って聞くんだろう…’
と思いながら
「元気だよ!大丈夫!」
と言った。
『木村さん大変な時だから、赤井さんが元気か気になって…』
そう話すカズマの声はいつもよりトーンダウン気味だった。
「出張だから仕方ないよ。大変だと思うけどね。」
『えっ?赤井さん出張って?』
「だから木村さんが韓国に長期出張の話でしょ?」
カズマはそれを聞いて黙ってしまった。
嫌な予感がした。
「カズマ?どういう事?木村さん韓国へ出張に行ったんだよね?」
いけない事をして私は大切な人を失う罰を受けた…
今度は私の知らない間に木村さんに罰がくだされていた…
こんな罰、私に下せば良かったのに。
神様、もうこれ以上あの人を苦しめないで…
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