眠れぬ夜は君のせい〜37〜
『佑典くん!どこに、今どこに居てるん?』
『ごめんな、くみちゃん…俺、携帯壊してしもて、今公衆電話やねんか。』
佑典の声を聞いたら、涙が溢れてきた。
いろんなキモチが頭の中から心の中から噴き出した。
『佑典くん、大丈夫?私今あなたのそばに居てるよ。』
『…嘘ついて強がらないで。今どこ?すぐ会いに行くから!』
佑典は優しい声で私に諭すように言った。
『なんも心配する事ない。俺は大丈夫。』
嘘つかないで。
大丈夫なんて気休め言わないで。
『佑典くん、私四条大宮に来てるねん。』
佑典は喜んでくれると思った。
明らかに電話の声が変わった。
佑典は怒鳴るように私に言った。
『何来てんねん!何で来んねん…そんなとこ居てやんと早よ帰れ!今すぐ徳島に帰れ。』
佑典の言葉がグサリと突き刺した。
その瞬間、佑典は電話を切った。
携帯を握り締めたままハンドルに顔を埋めて泣いた。
佑典が私を巻き込みたくない事はよく判った。痛い程判った。
余計に苦しくて…涙が溢れた。
今日一晩でどれくらい泣いただろう…。
自分の無力さを痛感したあの夜…。
『ごめんな、くみちゃん…俺、携帯壊してしもて、今公衆電話やねんか。』
佑典の声を聞いたら、涙が溢れてきた。
いろんなキモチが頭の中から心の中から噴き出した。
『佑典くん、大丈夫?私今あなたのそばに居てるよ。』
『…嘘ついて強がらないで。今どこ?すぐ会いに行くから!』
佑典は優しい声で私に諭すように言った。
『なんも心配する事ない。俺は大丈夫。』
嘘つかないで。
大丈夫なんて気休め言わないで。
『佑典くん、私四条大宮に来てるねん。』
佑典は喜んでくれると思った。
明らかに電話の声が変わった。
佑典は怒鳴るように私に言った。
『何来てんねん!何で来んねん…そんなとこ居てやんと早よ帰れ!今すぐ徳島に帰れ。』
佑典の言葉がグサリと突き刺した。
その瞬間、佑典は電話を切った。
携帯を握り締めたままハンドルに顔を埋めて泣いた。
佑典が私を巻き込みたくない事はよく判った。痛い程判った。
余計に苦しくて…涙が溢れた。
今日一晩でどれくらい泣いただろう…。
自分の無力さを痛感したあの夜…。
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