ラブレター 〜第5話〜
ときめき ?
「返事?そんなの書けないだろう。誰に対して書けばいいんだよ!」
「それもそうだね」
「でも、ズルいぞ!お前は誰か知っていて、俺だけが知らないなんて、おかしいだろう!」
「分かったよ。そう言っておくから」
雪子は、気まずくなって、教室へ走って行った。
「お早う!」
俊章は、雪子より少し遅れて教室へ入った。
「おぉ、俊。これを見てくれ!」
工藤は、昨日より一回りも二回りも大きな、アルミホイルの玉を見せた。
「おお、スゲー!これなら、蹴り答えも有るけど、当たったら痛いな!」
「あぁ、そうだな。昼休みが楽しみだ!」
工藤は、そう言うと自分の席に戻って行った。
1時間目の授業が終わると雪子は、又俊章を呼び出して、屋上へ上がった。
「ねえ、俊ちゃん。昨日の手紙の、感想だけでも聞かせて!」
「ええ?『返事を書いてない』と、もう伝えたのか?」
雪子は、慌てた様子で、目を丸くして言った。
「伝えてないよ!ウチ等のクラスじゃないし、今日はまだ、その子と会ってないもの」
「返事?そんなの書けないだろう。誰に対して書けばいいんだよ!」
「それもそうだね」
「でも、ズルいぞ!お前は誰か知っていて、俺だけが知らないなんて、おかしいだろう!」
「分かったよ。そう言っておくから」
雪子は、気まずくなって、教室へ走って行った。
「お早う!」
俊章は、雪子より少し遅れて教室へ入った。
「おぉ、俊。これを見てくれ!」
工藤は、昨日より一回りも二回りも大きな、アルミホイルの玉を見せた。
「おお、スゲー!これなら、蹴り答えも有るけど、当たったら痛いな!」
「あぁ、そうだな。昼休みが楽しみだ!」
工藤は、そう言うと自分の席に戻って行った。
1時間目の授業が終わると雪子は、又俊章を呼び出して、屋上へ上がった。
「ねえ、俊ちゃん。昨日の手紙の、感想だけでも聞かせて!」
「ええ?『返事を書いてない』と、もう伝えたのか?」
雪子は、慌てた様子で、目を丸くして言った。
「伝えてないよ!ウチ等のクラスじゃないし、今日はまだ、その子と会ってないもの」
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