天駆ける時間45
睨みつけられて微塵が後ずさる。カケルは剣をビュンっと振ると構えなおす。
「いい気になるなよ…この餓鬼!!」大刀を振りかぶりカケルに迫る。
「だあぁぁ!!」振り下ろしてきた大刀を剣で払い除けると、肩で当て身する。「ぐおぉ」
仰向けに倒され激しく咳込む。「天界にまで来てなぜ人を殺すんだ!」
剣を突き付けながらカケルは言った。
「へへへ…お前知らないのか?あの恐怖に歪んだ顔がいいんじゃねぇか…」
「なっ」ニタニタ笑いながら微塵は起き上がる。
「そして天界で死んだ魂は…完全に消滅するのさ!!」おもいっきり振り下ろしてきたぎざぎざの刃。
カケルはただ怒りをぶつけた。「だぁぁぁ!」ザシュ…「ば…馬鹿な…」微塵はそれを残して…消えた。
「…勝った…」どさっと倒れてカケルは気を失った。
「へぇ〜…微塵を倒すなんてやるねぇ〜」倒れているカケルを見ながら人は言った。霞んで見える目を細めて、カケルは呟いた。「ユータ…?」深く被った麦藁帽子。肩から膝までのマントの下に、ダボダボのスボン。
そして口に加えたタバコ。まるで…ユータを少し大人にしたような若者がカケルの顔を見ていた。
「いい気になるなよ…この餓鬼!!」大刀を振りかぶりカケルに迫る。
「だあぁぁ!!」振り下ろしてきた大刀を剣で払い除けると、肩で当て身する。「ぐおぉ」
仰向けに倒され激しく咳込む。「天界にまで来てなぜ人を殺すんだ!」
剣を突き付けながらカケルは言った。
「へへへ…お前知らないのか?あの恐怖に歪んだ顔がいいんじゃねぇか…」
「なっ」ニタニタ笑いながら微塵は起き上がる。
「そして天界で死んだ魂は…完全に消滅するのさ!!」おもいっきり振り下ろしてきたぎざぎざの刃。
カケルはただ怒りをぶつけた。「だぁぁぁ!」ザシュ…「ば…馬鹿な…」微塵はそれを残して…消えた。
「…勝った…」どさっと倒れてカケルは気を失った。
「へぇ〜…微塵を倒すなんてやるねぇ〜」倒れているカケルを見ながら人は言った。霞んで見える目を細めて、カケルは呟いた。「ユータ…?」深く被った麦藁帽子。肩から膝までのマントの下に、ダボダボのスボン。
そして口に加えたタバコ。まるで…ユータを少し大人にしたような若者がカケルの顔を見ていた。
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