携帯小説!(PC版)

ヴォイス

[571]  cafe  2009-06-27投稿

アタシの話を

聞いてほしかった



アタシは

箱の中に居たんだ

きっと

透明の

ガラスの箱の中



それは

防音ガラスで。


きっと。


泣き叫んでも


届かなかった



いつしか

声がかすれて


ある日、


諦めた。



アタシの声が

消えたんだ



声が出なくなった


たまに

悔しくて

独りで


涙、流す



夢をみる



隣に居て


アタシの声を

ずっと待ってる人



また 泣き叫ぶんだ

昔みたいに



夜が明けるころ

目が醒めて


どうしても

願ってしまう


隣で

アタシの声を


聞いてほしい

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