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天駆ける時間48

[305]  ユータ  2006-07-19投稿
チュンチュン…鳥のさえずりが聞こえる。眩しい太陽に照らされて朝は来た。
布団に包まってカケルは寝ていた。囲炉裏の火が消えかかっている。
布団を畳み服をきなおし、剣を腰にしまうと外に出た。キラリと光る太陽がカケルを包みこんでくれている。「おっ。起きた」ユータが家の裏から現れる。
「おはようございます。昨日はお世話になりました」「いいって?こんな事しか出来ないしな」
「いえ?本当ありがとうございます」ぺこりと頭を下げるカケルにユータは照れたようにタバコをくわえた。「これからど〜するんだ?」「とりあえずゼウス様を探すかな…」
「ゼウスを?う〜ん1番忙しく飛び回ってる神だから…よし!なら神輝城を目指そう」
「神輝城?」「天界の天使達や神様がいるところだ…ちょっと遠いがな」頭を掻きながらユータは言った。「それでも呼ばれたんだから行かなくちゃ」カケルは言った。
「…わかった。ちょっと待ってな」ユータは家の裏口にまわると少しして馬を連れて来た。「こ、これって…」天界に来てからカケルは驚きっぱなしだが、さすがに腰が抜けるかと思った。ユータが持ってきたのはバイクだった。

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