いつかまた〜69〜
教室に戻ると、ちさは席に座り、呆然としていた。
響の気持ちに気付いただろうと思う。
僕は。
「今日はやめとこうか…。また気持ちが落ち着いてから、取りに行こう」
それが、どれだけ残酷な言葉だったか、知るのはもっと後になってからだった。
トーマはいつも見守っていてくれる…。そんなちさの言葉が、脳裏の端の方へ追いやられてく。僕は自信がなくなっていた。
それから。
響は学校にも来なくなった。
「響、どうしたんだろね?作業、進めても大丈夫かな?」
響が学校に来なくなって4日目、そう話す恋歌達の会話にも反応できない。
ちさとも、授業が終わればアトリエで作業し、帰るだけ、の日々が続いた。
ちさの笑顔を見る事が少なくなった。
響の気持ちに気付いただろうと思う。
僕は。
「今日はやめとこうか…。また気持ちが落ち着いてから、取りに行こう」
それが、どれだけ残酷な言葉だったか、知るのはもっと後になってからだった。
トーマはいつも見守っていてくれる…。そんなちさの言葉が、脳裏の端の方へ追いやられてく。僕は自信がなくなっていた。
それから。
響は学校にも来なくなった。
「響、どうしたんだろね?作業、進めても大丈夫かな?」
響が学校に来なくなって4日目、そう話す恋歌達の会話にも反応できない。
ちさとも、授業が終わればアトリエで作業し、帰るだけ、の日々が続いた。
ちさの笑顔を見る事が少なくなった。
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