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ねぇ…大好きなのに。

[561]  春樹  2009-06-30投稿
誰にも、埋める事ができない春樹が居ない寂しさ。

常に私の心にある、春樹との思い出。

その頃の彼と付き合って半年。

春樹と別れてからは、二年近く経っていた。

もう、春樹じゃない誰かを探す事も諦めていた頃だった。

私はバイト先で、いろいろあり結局今まで働いていた会社を辞め、違うバイト先で働く事にした。

新しいバイト先には、一つ年上の男の人がいた。

その男の人と初めて話した時だった。

私はやっと見つけたと思った。

その男の人の名前は優真(ゆうま)だったが、喋り方や笑い方や感性が、すごく春樹に似ていた。

だから私は、優真と出会ってたった三日で完全に優真を好きになっていた。

そして優真と出会って二週間。

優真に彼女が居るとわかったその日に、私は優真に告白した。

優真は、今まで私が出会った男の人達とは、比べものにならないくらい。

春樹に似ていた。

だから、私は自分の気持ちに歯止めが効かなくなっていた。

それ自体が、おかしい事だという事も完全に解らなくなっていた。

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