いつかまた〜71〜
考えるって、何を?
何をどう考えればいいんだよ…
僕は完全に暗闇の中にいた…。
それからも、脱け殻のような日々が続いた。
ちさと約束してた、クローバー畑も、未だに取りに行く事はなかった。
週末を開けて…。
響が学校に来た。
今度は響が僕の隣に座り、こう言った。
「昨日、ちさがバイト先に来た」
「……!…」
「あの時の事、なんも言わねぇの。ただ、なんで学校来ないのか、みんなが心配してるって言いに来た」
「………そっか…」
「俺、言ったよ。ちさが好きだって」
「!」
ふっ、と笑って、響はこう続けた。
「気持ち伝えたら、楽になるもんだな」
響のこんな正直な気持ち、聞いたのは初めてかもしれない。
「だから。これは宣戦布告だ」
僕に向かって、拳を突きだしてきた響。
なんだか、気持ちが晴れていく感覚を覚えた。
「…おう。受けて立つよ。ちさは渡さない」
響の出した拳に、ゴツン!と拳をぶつけ返した。
何をどう考えればいいんだよ…
僕は完全に暗闇の中にいた…。
それからも、脱け殻のような日々が続いた。
ちさと約束してた、クローバー畑も、未だに取りに行く事はなかった。
週末を開けて…。
響が学校に来た。
今度は響が僕の隣に座り、こう言った。
「昨日、ちさがバイト先に来た」
「……!…」
「あの時の事、なんも言わねぇの。ただ、なんで学校来ないのか、みんなが心配してるって言いに来た」
「………そっか…」
「俺、言ったよ。ちさが好きだって」
「!」
ふっ、と笑って、響はこう続けた。
「気持ち伝えたら、楽になるもんだな」
響のこんな正直な気持ち、聞いたのは初めてかもしれない。
「だから。これは宣戦布告だ」
僕に向かって、拳を突きだしてきた響。
なんだか、気持ちが晴れていく感覚を覚えた。
「…おう。受けて立つよ。ちさは渡さない」
響の出した拳に、ゴツン!と拳をぶつけ返した。
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