ハーフムーン (48)
「ミユキは…そのショウって男、ずっと探してたのか?」
マモルは言った。
「ウン…だけど、どんどん知らない場所に来ちゃって、探すどころじゃ無くなってしまって…ここにたどり着いた時は、ショウの手がかりなんて、ほとんど諦めてた…でも神様はまだアタシのこと見捨てていなかったんダ」
ミユキはそう言うと、ショウの写真が入った半月型のペンダントを、キュッと握りしめた。
「オヤッサン。そのショウって男は、今日現れるのか?」
マモルが聞いた。
「このビーチは今日がオープンだから、当然来ると思っていたんだが…まだ姿は見えないのぉ。何せ、彼自身から『手伝ってほしい』と言って来たのだからな」
オヤッサンはそう答えた。
「ショウはここに来ないよ」
突然、隣りで声がした。
声は3番目の小屋から聞こえて来る。
その場所には、それまでとは違い、店の前に小さな白いテーブルと椅子2脚が置かれてあった。
ミユキとマモルの二人は、その店の前へと移動した。
どうやらカフェのようだ。
二人は声の主に注目したが、後ろ向きで顔が見えない。
その男は店の奥のラジカセで、CDをかけようとしていた。
ラジカセの再生ボタンを押し、男が振り返った時、意外な顔が目の前に現れた。
マモルは言った。
「ウン…だけど、どんどん知らない場所に来ちゃって、探すどころじゃ無くなってしまって…ここにたどり着いた時は、ショウの手がかりなんて、ほとんど諦めてた…でも神様はまだアタシのこと見捨てていなかったんダ」
ミユキはそう言うと、ショウの写真が入った半月型のペンダントを、キュッと握りしめた。
「オヤッサン。そのショウって男は、今日現れるのか?」
マモルが聞いた。
「このビーチは今日がオープンだから、当然来ると思っていたんだが…まだ姿は見えないのぉ。何せ、彼自身から『手伝ってほしい』と言って来たのだからな」
オヤッサンはそう答えた。
「ショウはここに来ないよ」
突然、隣りで声がした。
声は3番目の小屋から聞こえて来る。
その場所には、それまでとは違い、店の前に小さな白いテーブルと椅子2脚が置かれてあった。
ミユキとマモルの二人は、その店の前へと移動した。
どうやらカフェのようだ。
二人は声の主に注目したが、後ろ向きで顔が見えない。
その男は店の奥のラジカセで、CDをかけようとしていた。
ラジカセの再生ボタンを押し、男が振り返った時、意外な顔が目の前に現れた。
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