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期間限定恋愛〜52

[378]  高橋 亜樹  2009-06-30投稿
一也が亜樹の家に来なくなった…確かに毎日電話で話してるし、メールもしてる…でも亜樹は、寂しかった…一也が生活の一部分だったから、かなり大きな穴が空いた様な感じだった…

毎日泣いた…泣いても仕方ない事と思っても、気が付けば泣いてる状態だった…
もしかしたら、もう会えないのかも…そんな事まで考えだした…

そんなある日の電話で一也が、急に言い出した

「亜樹、前に約束してた温泉に行こうか?」
確か温泉は冬しか行かないって行って先延ばしだったのに…

「今年の冬に延びたんじゃなかった?」

「たまには亜樹とゆっくりしたいし」

「じゃあ、いつ行く…?」

「急だけど、来週は?」

「えっ!?早い〜予約してみるね」

残り一室空いてたので予約した…

「一也、予約取れたよ。来週末が楽しみだね。」

「天気が良ければいいね」

亜樹は、どうして急に一也が旅行に行こうなんて言い出したか、この時は分からなかった…ただ、嬉しいだけだった…

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