desteny??
「どうして・・・、そんな事するのか?って事、気になってんだ。教えてあげるよ。もう、香里は、俺から逃げられ無いさ。写真を撮られちゃったんだからね。卑猥な写真も、ばら撒く事だって簡単に出来るよ、今は、インターネットだって有るんだし。あっちゃんが見たら、どう思うかな?」
中川は、鼻で笑って言った。
「一体、何が目的なの・・・?それって・・・、脅し?」
「脅し?聞こえが悪い言葉だね。写真が、ばら撒かれた時の事を想像してみな?あっちゃんにも、軽蔑されるだろうし、近所だって歩け無い・・・。親も泣くだろうね。只、一つだけ方法が有るよ?」
藁にも、すがる思いだった。中川が言う、方法を聞きたかった。誘導尋問的な、罠で有る事も、薄々、判って居ながら―\r
「方法?撮った写真、返して!!お願い・・・。」
待ってました、とばかりに、中川は、私に畳み掛けた。
「良いよ。写真返してあげる。一枚ずつ、俺と逢う度にね。」
「それって・・・?どう言う意味なの?」
「俺の言う通りにしてれば悪い様にはしないよ。写真も返してあげるさ・・・。」
「麗華は、知らないのよね?」
恐々、私は、中川に聞いた―\r
「当たり前だろ?香里も、麗華に知られちゃ不味いだろ?俺と、香里の二人だけの秘密だよ・・・。逢ってくれれば、写真も返す。」
頭の中は、自分を冷静に、見詰める事すら、出来なくなって居た。只、必死に、淳や麗華、家族・・・。の誰にも、五年前、三日前の事を、知られたく無い、直隠しにしようと、私は、必死だった―\r
中川の、一方的な脅迫すらも、誰かに訴える事が、頭の中には、浮かばなかった。まともに、中川の言う言葉を信じ、鵜呑みにして居た。この時の私はまだ、汚れ無い、子供の様だった。
「解った・・・。貴方の言う事は、聞く・・・。でも・・・。写真は、返して。お願い。」
「話せば、分かるじゃん。でも、この話は、誰にも言うんじゃ無いよ?約束だからな。約束破った時は、俺も、香里に言った事は、守らない。」
「うん・・・。誰にも言わない。貴方も、誰にも言わないで。」
「判ってるさ・・・。じゃあ、一週間後、銀座で、午後十時に逢おうか?その時、写真を一枚返してあげるよ。」
「分かった・・・。」
何も疑わず、一週間後の午後十時、私は、銀座に中川に逢いに行く事にした―\r
決して、誰にもこの事を話さずに・・・。
中川は、鼻で笑って言った。
「一体、何が目的なの・・・?それって・・・、脅し?」
「脅し?聞こえが悪い言葉だね。写真が、ばら撒かれた時の事を想像してみな?あっちゃんにも、軽蔑されるだろうし、近所だって歩け無い・・・。親も泣くだろうね。只、一つだけ方法が有るよ?」
藁にも、すがる思いだった。中川が言う、方法を聞きたかった。誘導尋問的な、罠で有る事も、薄々、判って居ながら―\r
「方法?撮った写真、返して!!お願い・・・。」
待ってました、とばかりに、中川は、私に畳み掛けた。
「良いよ。写真返してあげる。一枚ずつ、俺と逢う度にね。」
「それって・・・?どう言う意味なの?」
「俺の言う通りにしてれば悪い様にはしないよ。写真も返してあげるさ・・・。」
「麗華は、知らないのよね?」
恐々、私は、中川に聞いた―\r
「当たり前だろ?香里も、麗華に知られちゃ不味いだろ?俺と、香里の二人だけの秘密だよ・・・。逢ってくれれば、写真も返す。」
頭の中は、自分を冷静に、見詰める事すら、出来なくなって居た。只、必死に、淳や麗華、家族・・・。の誰にも、五年前、三日前の事を、知られたく無い、直隠しにしようと、私は、必死だった―\r
中川の、一方的な脅迫すらも、誰かに訴える事が、頭の中には、浮かばなかった。まともに、中川の言う言葉を信じ、鵜呑みにして居た。この時の私はまだ、汚れ無い、子供の様だった。
「解った・・・。貴方の言う事は、聞く・・・。でも・・・。写真は、返して。お願い。」
「話せば、分かるじゃん。でも、この話は、誰にも言うんじゃ無いよ?約束だからな。約束破った時は、俺も、香里に言った事は、守らない。」
「うん・・・。誰にも言わない。貴方も、誰にも言わないで。」
「判ってるさ・・・。じゃあ、一週間後、銀座で、午後十時に逢おうか?その時、写真を一枚返してあげるよ。」
「分かった・・・。」
何も疑わず、一週間後の午後十時、私は、銀座に中川に逢いに行く事にした―\r
決して、誰にもこの事を話さずに・・・。
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