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愛した人は人のもの??

[237]  MOE  2009-07-02投稿
病室を出ると玄関でカズマが待っていた。 
『ちゃんと話せた?』

「うん…奥さんがきむを愛してるのが伝わってなんか辛かったよ(笑)あの病室は奥さんの愛で溢れてて…私が入る場所じゃなかった(笑)カズマ、ありがとね」 
カズマは何も言わずに、私を駅まで送ってくれた。 
私は1人電車に揺られて、必死にきむを諦める決心をしようとしていた。 

実家に戻ると、ビックリする程冷静な自分がいた。 
好きでいるだけでいいと思っていた… 

でもいつかきっときむが私のところに来てくれると思っていた… 

マイちゃんと闘っていた…
マイちゃんよりも想われたかった。

けどこの時私は、マイちゃんより奥さんが凄いんだと知った。 

諦めるしかなかった… 

私はきむを救えない… 

さよならきむ。 

ありがとうきむ。 

私の人生にきむがいた事、凄く感謝してるよ。 

世界中が敵でもいいと思った。 

それでもあなたを愛していたかった。 

でもそれがいつしか愛されたいと思うようになって… 
それが間違いだったんだ。 
わかってたはずなのに… 
愛されたいけど愛したくないというあなたの気持ちを… 
私はそれからきむに会いに行かなかった。 

次第に私は眠れなくなり、外に出ることも人と接することもできなくなった。 
そしてまた私達に皮肉な運命が訪れようとしていた。

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