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触れること?

[282]  高柳美帆  2009-07-03投稿
あの時、零は木佐に道を教えていた。教えて終わりの筈だったが…木佐が、何やら話まくってきたらしい。


俺のぶぁかあああああ!!!

何、俺嫉妬してたんだろ…ありえねぇ…何?この恥ずかしさ!ハンパないんだけど!!

零はニコッと微笑み、

「それに、私が二週間姿をみせなかったのは、これ!!」

と言って、一つの綺麗な包みを渡した。青のチェックに、黄色いリボン。そこにある、一つのメッセージ。

Merry X'mas


「…これ…」

「ごめん…凪…何が好きかわからなくて……気に入るかわからないけど…。」


開けると、ブランド物の時計…零は…俺に、これを買うために…。

「ありがとうな…無茶苦茶うれしい…。」

といって…俺は零を抱きしめる…。おれは…わからなかった……俺達に忍び寄る……黒い影を…。

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