School Life 〜中学の告白〜40
その日の夕方。
[メール受信 坂本柚希]
鈴は深呼吸をしてから携帯を開く。
さっき柚希に別れ話を持ちかけた。これがその返信だ。
[俺は嫌だ。]
(そんな…)
鈴は絶望した。優柔不断な鈴が思い切って言ったのだ。かなり苦労した。
なのに、答えは…。
それから1週間後も別れようと言ったが、やはり答えは同じ。
(もう嫌だよ…。もうこんな話したくないのに。)
でも別れない訳にはいかない。
(もう…直接言うしかない。)
鈴の目つきがいつもの穏やかなものから、冷え切ったような冷たいものに変わった。
[じゃあ明日の昼休みに音楽室の前に来て。]
誘いでもなく、命令口調。
柚希からの返信が来る。
[わかった。じゃあ明日。]
これにはさすがに了承してくれた。
今の鈴には穏やかな感情はどこにもない。情けもかけず、ただ別れようという意志しかなかった。
[メール受信 坂本柚希]
鈴は深呼吸をしてから携帯を開く。
さっき柚希に別れ話を持ちかけた。これがその返信だ。
[俺は嫌だ。]
(そんな…)
鈴は絶望した。優柔不断な鈴が思い切って言ったのだ。かなり苦労した。
なのに、答えは…。
それから1週間後も別れようと言ったが、やはり答えは同じ。
(もう嫌だよ…。もうこんな話したくないのに。)
でも別れない訳にはいかない。
(もう…直接言うしかない。)
鈴の目つきがいつもの穏やかなものから、冷え切ったような冷たいものに変わった。
[じゃあ明日の昼休みに音楽室の前に来て。]
誘いでもなく、命令口調。
柚希からの返信が来る。
[わかった。じゃあ明日。]
これにはさすがに了承してくれた。
今の鈴には穏やかな感情はどこにもない。情けもかけず、ただ別れようという意志しかなかった。
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