僕らの運命
ひよいはまだ何も知らない。
ひよいはまだ何も知ってはいけない…
「旭…おは…よ…行こ…」 「…学校じゃなくて病院に行こう」
「単位が…」
「…ムリしないは原則な」
知ってしまえば、ムリはしなくなるだろう。でも、知ってしまえば、緊縛感に包まれて、ひよい自体が、壊れてしまう気がするんだ…すぐにでも。
「ひよい…今日は花火大会だよ。一緒に行こう」
「うん!」
ひよいは笑顔で答えた。
「スゴいスゴい!花火かっこいい!」
「か、かっこいい!?なんか違うだろ!?」
「かっこいいじゃん!ほら!」
「俺のがかっこいいし」
「あはは!自画自賛〜」
「うるせーわ」
ひよいは笑っていた。
その時は幸せだった。
ひよいが笑うと全てが良い様な気がした。
全て上手くいく気がした。
この先の嫌な事なんて忘れている事が出来た。
全てが帳消しになった気がした。
ひよいはまだ何も知ってはいけない…
「旭…おは…よ…行こ…」 「…学校じゃなくて病院に行こう」
「単位が…」
「…ムリしないは原則な」
知ってしまえば、ムリはしなくなるだろう。でも、知ってしまえば、緊縛感に包まれて、ひよい自体が、壊れてしまう気がするんだ…すぐにでも。
「ひよい…今日は花火大会だよ。一緒に行こう」
「うん!」
ひよいは笑顔で答えた。
「スゴいスゴい!花火かっこいい!」
「か、かっこいい!?なんか違うだろ!?」
「かっこいいじゃん!ほら!」
「俺のがかっこいいし」
「あはは!自画自賛〜」
「うるせーわ」
ひよいは笑っていた。
その時は幸せだった。
ひよいが笑うと全てが良い様な気がした。
全て上手くいく気がした。
この先の嫌な事なんて忘れている事が出来た。
全てが帳消しになった気がした。
感想
感想はありません。