脳内メーカー?〜涙〜
涙は数分間とめどなく流れた。
今までのひとりで抱え込んでいた不安や恐怖が大輔の言葉によって一気に溢れだしたのだ。
「夕食の後片付けは俺がやっておくから、お前は風呂でも入って来いよ。スッキリするぜ!」
大輔は空気を変えようと明るく振る舞った。
「ありがと。お言葉に甘えるわ」
美里は手で涙を拭い微笑んで言った。
美里は立ち上がり着替えを持ってバスルームにむかった。
大輔もキッチンに行き皿を洗い始めた。
40分ほどすると美里はバスルームから出てきた。
「ふーッ、イイ湯だったわ」
美里はパジャマの上のボタンを2つ開け、長い髪をタオルで拭きながらリビングにやってきた。
シャンプーの香りに誘われてか、大輔は思わず美里の豊満なボディに見惚れてしまった。
すると美里はすかさず言い放った。
「何じろじろ見てんのよ!このスケベ!」
美里は全くいつもの美里に戻ってしまっていた。
「うッうるせー!中学までまな板だったくせに、そんなに大きくなったお前の胸が悪いんだ!」
大輔は顔を赤くして言った
「なんですってー!!」
美里が襲いかかろうとしてきたので、大輔は逃げるようにしてバスルームへ向かい、そのまま風呂に入ることにした。
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