いつかまた〜83〜
「あーっ!響のヤツ、むかつく!挨拶くらいしてけっての!次会ったら文句言ってやる!…………って…次会うの、いつよ…」
フランスへ旅立った響の事を知った恋歌が、寂しげに言った。
響は、僕とちさ以外に、フランス行きの事は話していなかった。それだけ、急な出来事だったのだ。
「ホントに自分の事、話さないヤツだったよね…。それで。響とはちさの事決着ついたの?…まぁ決着っていっても、付き合ってるのはトーマなんだけどさ」
決着…っていうのかな?
遠くに離れたって、響のちさを想う気持ちが薄れるなんて事は、考えられない。
それに。
響は、ちさの心の中に、その存在を大きく残していっただろう。
「分かんないよ」
「………。ま、今のうちにちさとの関係を固めるべきなんじゃない?多分気持ちのすれちがいとか、あると思うよ」
「…………。」
「はぁ〜…せっかく両想いになったってのに、なんでこの二人はこんなに危うい感じなんだろねー。……………ん?」
ん?
「まさか…」
ん?
「アンタ達、まだ何もしてない…?」
んんっ!?
確信を持った恋歌が、大きく息を吸い込んだ。
やべーーーーーーっっ!!
フランスへ旅立った響の事を知った恋歌が、寂しげに言った。
響は、僕とちさ以外に、フランス行きの事は話していなかった。それだけ、急な出来事だったのだ。
「ホントに自分の事、話さないヤツだったよね…。それで。響とはちさの事決着ついたの?…まぁ決着っていっても、付き合ってるのはトーマなんだけどさ」
決着…っていうのかな?
遠くに離れたって、響のちさを想う気持ちが薄れるなんて事は、考えられない。
それに。
響は、ちさの心の中に、その存在を大きく残していっただろう。
「分かんないよ」
「………。ま、今のうちにちさとの関係を固めるべきなんじゃない?多分気持ちのすれちがいとか、あると思うよ」
「…………。」
「はぁ〜…せっかく両想いになったってのに、なんでこの二人はこんなに危うい感じなんだろねー。……………ん?」
ん?
「まさか…」
ん?
「アンタ達、まだ何もしてない…?」
んんっ!?
確信を持った恋歌が、大きく息を吸い込んだ。
やべーーーーーーっっ!!
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