君からの手紙〜44〜
この店での業務もあと少しとなり、引き継ぎの書類を書いていた勇一は、自分の部門のパートの名簿を見ていた。
後任の者に、わかりやすくするためである。
「中川さん、…と、佐藤さん…と、佐野さん…夕樹さん…石田さん…ん?」
毎月、名前は見ていたが、いつも気にならないでいたが、石田の名前を見て勇一は少し考えた。
「石田秀人」…それが石田の名前である。
「秀人…秀さん?まさかな〜あまりに偶然過ぎるよな〜」
石田と勇一は、過去に何度か部門とお店の飲み会で、話したことはあったが、石田は、過去のことを話したことはないに等しい。
年齢も、勇一とほとんど変わらないのにだ。
たしか、一度趣味でギターをやっていると聞いたことはあったが…
「偶然だよ。さっ、早く片付けなきゃ…」
そう、独り言を言いながら、書類をやりはじめた。
そこに、佐野が入ってきた。
「荒木さん、昨日の特売の牛乳少し余ってるんだけど、少し値段下げていいかしら?」
「ああ、よろしくお願いします。それと、石田さんにあと5分くらいで休憩行くように言ってくれる?」
「了解!…あ、そうだ、さっき中村さんから、食事誘われたんだけど、何なんだろ?荒木さん聞いてる?」
「いや、聞いてないよ。単純にデートの誘いなんじゃないのかな?」
「デート?冗談でしょ?こんな30半ばのおばさんに?」
「何言ってんの。俺らとそんなに変わらないじゃない」
「私なんて、嫌みたらしいし、かなりきついわよ。あの人も、もの好きね」
「まあ…付き合ってあげれば?」
「まあ、あの人もいなくなるし、食事くらい付き合ってあげるわよ」
「よろしくお願いします」
(中村の奴、誘ったんだ…ずいぶん思い切ったなあ)
それはそれで、行動を起こした正に、勇一は一先ず安心した。
出て行こうとする佐野に、勇一は「あいつのことよろしくお願いします」と言い頭を下げた。
「な、何言ってんのよ。戻るわよ!」
そう言った、佐野の顔は、少し赤くなっていた
佐野が戻ったあと、勇一は再び石田のことを考えていた。
悩んでもしょうがない…仕事終わりに食事に行く約束をした。
例え違うとしても、石田に思い切って聞くことにした。
後任の者に、わかりやすくするためである。
「中川さん、…と、佐藤さん…と、佐野さん…夕樹さん…石田さん…ん?」
毎月、名前は見ていたが、いつも気にならないでいたが、石田の名前を見て勇一は少し考えた。
「石田秀人」…それが石田の名前である。
「秀人…秀さん?まさかな〜あまりに偶然過ぎるよな〜」
石田と勇一は、過去に何度か部門とお店の飲み会で、話したことはあったが、石田は、過去のことを話したことはないに等しい。
年齢も、勇一とほとんど変わらないのにだ。
たしか、一度趣味でギターをやっていると聞いたことはあったが…
「偶然だよ。さっ、早く片付けなきゃ…」
そう、独り言を言いながら、書類をやりはじめた。
そこに、佐野が入ってきた。
「荒木さん、昨日の特売の牛乳少し余ってるんだけど、少し値段下げていいかしら?」
「ああ、よろしくお願いします。それと、石田さんにあと5分くらいで休憩行くように言ってくれる?」
「了解!…あ、そうだ、さっき中村さんから、食事誘われたんだけど、何なんだろ?荒木さん聞いてる?」
「いや、聞いてないよ。単純にデートの誘いなんじゃないのかな?」
「デート?冗談でしょ?こんな30半ばのおばさんに?」
「何言ってんの。俺らとそんなに変わらないじゃない」
「私なんて、嫌みたらしいし、かなりきついわよ。あの人も、もの好きね」
「まあ…付き合ってあげれば?」
「まあ、あの人もいなくなるし、食事くらい付き合ってあげるわよ」
「よろしくお願いします」
(中村の奴、誘ったんだ…ずいぶん思い切ったなあ)
それはそれで、行動を起こした正に、勇一は一先ず安心した。
出て行こうとする佐野に、勇一は「あいつのことよろしくお願いします」と言い頭を下げた。
「な、何言ってんのよ。戻るわよ!」
そう言った、佐野の顔は、少し赤くなっていた
佐野が戻ったあと、勇一は再び石田のことを考えていた。
悩んでもしょうがない…仕事終わりに食事に行く約束をした。
例え違うとしても、石田に思い切って聞くことにした。
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