最期の恋(14)
「アハッ。それだけは許して。ちゃんと連絡先は教えるから。だって、またコウのウンチ取るの、大変だもん」
「エエッ、あれってイヤイヤだったんですか?僕なんか、ウンチを取ってくれるさゆりさんが好きになったのに」
「イヤだ!だってコウのアレが大きくなって、邪魔なんだもん」
コウは、顔を真っ赤にして俯いた。
傷つけてしまったかな、と私が不安に思っていると、コウは顔を上げ、真剣な目で言った。
「ねえ、さゆりさん。もう一度…、おっぱいに触れたらダメですか」
「……コウ。いいよ。私なんかのおっぱいで良かったら…」
胸の奥が痛くなった。
この子って、どこまで純真なんだろう。
私がコウに対して抱いている思いは、もうわかっているはずだ。それに、この前のことがあるんだから、黙って触れたって構わないのに…。
私はコウを誘って、待合室のすぐ横にある内科診察室に入った。
ここなら、こんな時間に誰も入ってはこない。
さすがに明かりを点けるわけにはいかないが、大きな窓のブラインドを開けると、中庭の芝生を照らす外灯の光が差し込んできて、結構明るい。
診察室の扉を閉めて、私はコウに背を向けた。
「コウ、背中のファスナー、下ろしてくれる?」
大胆な言い方に、自分自身でも呆れながら、私はコウを促した。
「は、はい…」
コウは、不器用な手つきでファスナーを下ろした。
私はワンピースを足元に滑り落として、下着だけになる。
ブラジャーを自分で取り去り、コウの方に振り返った。
この前は、興奮のあまり、羞恥心など起こらなかった。だが、改めてコウの前に胸を晒すのは、考えていた以上に恥ずかしい。
恐ろしい。
診察室から逃げ出してしまいたい。
他の誰に見られても構わないから、コウにだけは見てほしくない。
けれど私は、勇気を振り絞って言う。
「コウ…。もう一度、しっかり見て。これが私のおっぱい。こんなおっぱいでも、コウは触れてくれるの?」
コウの手が、右の乳房に触れた。
自分で言うのも何だけど、綺麗な乳房だと思う。あんまり大きく発育しなかったおかげで、この歳になっても垂れ下がることもなく、若い頃の張りは残っている。
コウの掌は、愛おしむように膨らみを撫でただけで、すぐに左胸へと移っていく。
「エエッ、あれってイヤイヤだったんですか?僕なんか、ウンチを取ってくれるさゆりさんが好きになったのに」
「イヤだ!だってコウのアレが大きくなって、邪魔なんだもん」
コウは、顔を真っ赤にして俯いた。
傷つけてしまったかな、と私が不安に思っていると、コウは顔を上げ、真剣な目で言った。
「ねえ、さゆりさん。もう一度…、おっぱいに触れたらダメですか」
「……コウ。いいよ。私なんかのおっぱいで良かったら…」
胸の奥が痛くなった。
この子って、どこまで純真なんだろう。
私がコウに対して抱いている思いは、もうわかっているはずだ。それに、この前のことがあるんだから、黙って触れたって構わないのに…。
私はコウを誘って、待合室のすぐ横にある内科診察室に入った。
ここなら、こんな時間に誰も入ってはこない。
さすがに明かりを点けるわけにはいかないが、大きな窓のブラインドを開けると、中庭の芝生を照らす外灯の光が差し込んできて、結構明るい。
診察室の扉を閉めて、私はコウに背を向けた。
「コウ、背中のファスナー、下ろしてくれる?」
大胆な言い方に、自分自身でも呆れながら、私はコウを促した。
「は、はい…」
コウは、不器用な手つきでファスナーを下ろした。
私はワンピースを足元に滑り落として、下着だけになる。
ブラジャーを自分で取り去り、コウの方に振り返った。
この前は、興奮のあまり、羞恥心など起こらなかった。だが、改めてコウの前に胸を晒すのは、考えていた以上に恥ずかしい。
恐ろしい。
診察室から逃げ出してしまいたい。
他の誰に見られても構わないから、コウにだけは見てほしくない。
けれど私は、勇気を振り絞って言う。
「コウ…。もう一度、しっかり見て。これが私のおっぱい。こんなおっぱいでも、コウは触れてくれるの?」
コウの手が、右の乳房に触れた。
自分で言うのも何だけど、綺麗な乳房だと思う。あんまり大きく発育しなかったおかげで、この歳になっても垂れ下がることもなく、若い頃の張りは残っている。
コウの掌は、愛おしむように膨らみを撫でただけで、すぐに左胸へと移っていく。
感想
感想はありません。