『チリリリリーン!!』
…目覚ましの音が鳴り響く。もう朝かよ…学校行きたくないなぁ。でも行かなきゃな…

私のそんな毎日の考えを変えてくれた人がいた。でも、それはあたしの恋のはじまりでもあったし終わりでもあったんだ…
高校2年の春、クラスがえをした。慣れない人達が周りにいてとても落ち着かなかった。でも、親友のマイがいてくれたから少し安心した。
「ねぇねぇ、春。あの人さぁかっこよくない？うちメッチャタイプなんだけどぉ」またマイの男好きが始まった。
そんな話をマイとしてるうち、マイのタイプの男が話しかけて来た。もう一人の男を連れて。
「俺、ユウキ。よろしくな。そしてコイツはリョウ。」「こんちゃ!」見るからに軽そうな２人だ…でも、その時から私はリョウに不思議な感情を抱いていたんだ。一目ぼれって奴？
そして携帯のアドレスを２人と交換した。

その日の夜、早速メールがきた。ユウキからだ。『こんばんは☆いきなりだけど春はクラスで、気になる人いた？』
気になる人…その時フッとリョウが頭によぎった
『気になる人？いないよぉ。ユウキはいたの？』
すぐ返事が返って来た。それにしても…なんであたしはリョウの事考えちゃったんだろ…もしかして………それはないな!
そんな事を考えながらメールをみた。
リョウからだ…!!あたしはなぜか胸がドキドキした。そっとメールをみてみると…
『こんばんゎぁ♪春ゎ気になる人いた？』
ユウキと同じ事聞いてるよ…でも、その文の次…『いなかったら俺とダチからで良いからさ付き合わねぇ？』
マジであたしは心臓が飛び出そうだった。
てか、いきなり!？でもうれしい…そんないろんな気持ちが混ざって答えをだした。
『いいよ。ダチからじゃなくても』

それからだ。あたしの平凡な人生が変わってしまったのは…

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