エルファ・人形残酷物語22
さっそく、ルーシーはマルシア邸を訪れた。
久しぶりに見る旧友にエルファは大喜び。
「サァ、遠慮セズニ入ッテ来テ」と、ルーシーを部屋に招き入れる。
「お邪魔しまーす」
ルーシーは興味津々で中へ入って行った。
その様子を、マルシアやジャック、スザンヌたちが隣の部屋から伺っている。
ルーシーはエルファが目を離しているスキに懐のボタンを押した。
超小型の隠しワイヤレスマイクを忍ばせているのだ。
ルーシーとエルファの会話はこのマイクを通じて、マルシアたちのいるスピーカーに流れるようになっている。
2人の間ではどんな会話が行われるのか、マルシアたちは聞き耳を立て始めた。
ルーシーは思った。
お姫様みたいな贅沢な暮らしをしているエルファの部屋って、どんな感じなのだろう?
実際、目の当たりにしてみると…
うーん、なるほど。
中は広く、家具や調度品はみーんな高級品ばかりじゃないの。
意外とキレイにしているのには、驚きだわ。
エルファは昔から、あまり掃除をやりたがらないタチだから…
てっきり、中は散らかっていると思っていた。
マルシアかジャックにやらせているかもね?
「…」
人形部屋で遊んでいた子供たちは、突然の来客人形に目をパチクリ。
自分たちの親以外の大人の人形を見るのは、初めてなのだ。
「こんにちは、可愛い子供たち」と、ルーシーはニッコリと挨拶。
子供たちの方は何も言わず、ただボーっと突っ立っているだけ。
…コラァ、挨拶ぐらいせんかい…と言いたくなるけど、黙っておく。
ガキどもを怒らせたら、口の悪いエルファは何言い出すか分からない。
今はガマンガマン。
まあいくら注意したって、子供たちにはピンと来ないだろう。
母親自体が躾らしい躾はしておらず、放任状態でいるのだ。
だから、注意する事自体が無理なんて話し。
気を取り直して、持参して来た大きな袋をヨイショと床に置いた。
ヒモを外して封を開け始める。
「ソレ、ナアニ?」
「何でしょう?」
「キット、爆弾ネ?」
「え゛…?」
…アンタネェ、どこからそんな発想が出るの?…
久しぶりに見る旧友にエルファは大喜び。
「サァ、遠慮セズニ入ッテ来テ」と、ルーシーを部屋に招き入れる。
「お邪魔しまーす」
ルーシーは興味津々で中へ入って行った。
その様子を、マルシアやジャック、スザンヌたちが隣の部屋から伺っている。
ルーシーはエルファが目を離しているスキに懐のボタンを押した。
超小型の隠しワイヤレスマイクを忍ばせているのだ。
ルーシーとエルファの会話はこのマイクを通じて、マルシアたちのいるスピーカーに流れるようになっている。
2人の間ではどんな会話が行われるのか、マルシアたちは聞き耳を立て始めた。
ルーシーは思った。
お姫様みたいな贅沢な暮らしをしているエルファの部屋って、どんな感じなのだろう?
実際、目の当たりにしてみると…
うーん、なるほど。
中は広く、家具や調度品はみーんな高級品ばかりじゃないの。
意外とキレイにしているのには、驚きだわ。
エルファは昔から、あまり掃除をやりたがらないタチだから…
てっきり、中は散らかっていると思っていた。
マルシアかジャックにやらせているかもね?
「…」
人形部屋で遊んでいた子供たちは、突然の来客人形に目をパチクリ。
自分たちの親以外の大人の人形を見るのは、初めてなのだ。
「こんにちは、可愛い子供たち」と、ルーシーはニッコリと挨拶。
子供たちの方は何も言わず、ただボーっと突っ立っているだけ。
…コラァ、挨拶ぐらいせんかい…と言いたくなるけど、黙っておく。
ガキどもを怒らせたら、口の悪いエルファは何言い出すか分からない。
今はガマンガマン。
まあいくら注意したって、子供たちにはピンと来ないだろう。
母親自体が躾らしい躾はしておらず、放任状態でいるのだ。
だから、注意する事自体が無理なんて話し。
気を取り直して、持参して来た大きな袋をヨイショと床に置いた。
ヒモを外して封を開け始める。
「ソレ、ナアニ?」
「何でしょう?」
「キット、爆弾ネ?」
「え゛…?」
…アンタネェ、どこからそんな発想が出るの?…
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