君の背に羽が見えたこと

僕はいつまでも忘れない

救いようもない僕を救ってくれた

君は名もなき小さな天使

断り下手で

いつも困った笑い顔で人に親切をし続けるから

君は誰からも好かれたんだね

こんな僕にまで目を留めて

優しい息吹で僕の凍てついた心を溶かしてくれた

寒くないように寄り添ってくれた

不器用な優しさで笑いかけてくれた

ちゃんとね

わかっていたんだよ

感じていたんだよ

でも愚かな僕は

君にまともにお礼を言うことさえしなかった

こんな僕を許してくれるかな

気づいてないフリをして

いつもみたいに明るく明るく笑ってくれるのかな

ねぇ天使

僕も君みたいになりたいから

頑張るね

僕だけで心をいっぱいにしないで

きっと誰かを助けるよ

救うよ

君の優しさを繋ぐから

だから安心してください

安心して君の人生を生きてください

僕の天使

でも僕だけの君じゃない

わかっているよ

でも今はもう少しだけ

君の隣で

一緒に居させてください

手を握らせてください

君の温もりを忘れないように

次の誰かに同じ温もりを届けられるように

ねぇ

ありがとう 天使

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