脳内メーカー?〜轟〜
…………ピカッ
閃光が部屋中にはしり、同時に空気をも揺るがす雷鳴が鳴り響いた。
大輔は手を伸ばしテーブルの上の携帯をとり時間を見た。
「まだ2時半か…こんなに朝が待ち遠しいのは小学のころの遠足以来かもな」 大輔は自嘲した。
さっきの雷で目を覚ましたのではなく、大輔は殺人犯に備えて起きていたのである。
大輔は顔を上げベッドの方を見ると美里がすやすやと寝息をたてている。
「明日まで生きてたら…告白でもしようかな…。なんてなッ!ハハッ…」
大輔が自嘲を止めると部屋中が沈黙に包まれた。
……………ピキッ
「キャアアアアーーー!」
美里の叫び声が漆黒の中に轟いた。
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