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この空の彼方「第2回」

[281]  シュウヤ  2006-07-21投稿
俺は玄関の扉を開けて表にでた。
街灯も無い住宅地の路地をまっすぐ進む少し歩くと、小さな踏み切りにさしかかった。
(カン……カンカン…)
甲高い音と共に踏切が降りてきた。今日の最終電車が通り過ぎる。
普通の最終電車には用はない。俺に用があるのは、その後にくるだろう戦争列車と呼ばれる物だ。
10分後……
俺は、無人駅のホームに立っていた。
突然、何の前触れも列車の音もなく、ソレは現れた。全身を燃えるような真っ赤なボディ、新幹線のような形をしている。違うところと言えばソレは極端に短く4車両しかない…
それが、俺の目の前にとまり扉が静かに開いた。俺は開いた扉にむかって睨みつけながらこう呟いた。
「やっと、おでましか…相変わらず、クソ遅い時間だな、オィ?」
「口は災いの元…余計な事は言わないほうが身のためですよ。」
開いた扉の中で、立っていた黒いスーツの男が俺の言葉を返した。
「けっ、相変わらず無表情な顔してよく言うよ。何を言っても、最後は全部一緒じゃねーかい?」
「そんな事はありませんよ。あなた方、戦士(社員)候補の方々は素行、能力等を全て見ますからね。」
俺は、ウンザリした表情で黙ったまま男を眺めていた。
「失望しましたか…?まぁいい、君は選別組の中では比較的能力のあるほうです。素行の悪さと差し引くと、±ゼロと言ったところでしょうが…今日選別された方々よりかは、見込みがあるので…」
「あっそう…」
俺は怒りと憎しみが入り混じった中、列車に乗り込んだ…

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