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奈央と出会えたから。<381>

[576]  麻呂  2009-07-17投稿

ひゃあぁあ〜〜!!


森宮のお父さん。



なんか、凄く熱くなってない?!



この状況って、かなりマズイと思うんですケドっっ!!!



《分かりました。では送ります。》



スピーカーから流れる“ミズホちゃん”の声に、



あたしは、かなり緊張していた。



《これは大変なコトになりそうです!!
リスナーの皆さん。
少々お待ちくださいね!!

今、相談者のミズホちゃんからメールが届きますので――》




でも――



似たような話って、あるものよね‥‥。


あたしはそのトキ、


ふと、今日のゲストの森宮ヒロツグの息子である、



森宮ヒロキのコトを思い出していた。



もしかして、



この相談者の“ミズホちゃん”の友達のカレシって‥‥‥



森宮ヒロキじゃ‥‥!!!



まさか‥‥よね?!




《さぁ!!来た来たっっ!!来ましたよぉ〜〜!!

ミズホちゃんから、メールが、たった今届きました!!

それでは早速写真の方をプリントアウトしてみたいと思いまぁ〜〜すっっ♪》





“おいおい。ちょっとヤバイんじゃね―のッッ?!”



“マジかよ?!ヤラセじゃねーだろうな?!”



“ケーサツに通報されんじゃね?!”



“それはありえンな。おもしれぇ―ッッ。”



ザワザワザワザワ――



クラスメイト達は、


みんな、口々に好き勝手なコトを言って盛り上がっている。


もしかしたら、



無表情を装うコトに必死に見えた、渋川が一番、



動揺していたのかもしれない。

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