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ユニゾンハーツ ?−4

[350]  ラスティ  2009-07-18投稿
ヒビキ
『そんなところで何をしているのかしら……このクソ会長!』

真司
「何って……昼メシだが?」

ヒビキは会長を睨み付けてたまま負のオーラを悶々と出していた。
そんなヒビキを見ながら会長は口を開いた。

真司
「で……何か用かな?」

達也
「えーっと…とりあえず降りて来てもらえませんか?」

真司
「そうだな。わかった」

そう言うと給水タンクの上からぴょんと降りると会長は僕の前に立った。

真司
「何かな?」

達也
「はい。実はひき逃げ事件のことについて聞きに来ました」

真司
「なるほど…で何が聞きたい?」

僕はまず事件で殺された6人のことを聞くことにした。

達也
「まず殺された6人のことを教えて下さい」

真司
「あの6人か。いたって普通の生徒…でもないらしい」

達也
「どういうことですか?」

真司
「どうやらその6人、誰かをいじめていたらしいんだ」

ヒビキ
『いじめ?』

僕とヒビキは顔を見合わせた。
それとこの事件がどう関係してるんだ?

ヒビキ
『それとこの事件がどう関係してるの?』

真司
「それは自分で調べるんだな」

怒ろうとしているヒビキを落ち着かせると僕は会長に最後の質問した。

達也
「じゃあ……最後に一つだけいいですか?」

真司
「なんだ?」

達也
「ひき逃げ犯は…魔法使いなんですか?」

会長はむこうを向いて少し考え込んでいたが振り返り僕たちにこう言った。

会長
「一つだけ教えてやる。ひき逃げ犯は、人族だった……
これ以上は教えられないな」

達也
「………そうですか。ありがとうございました」

僕はそう言うと屋上を後にしようとした時だった。

真司
「そうだ桐原君。今日は妹さんと一緒に帰ってあげることだな」

達也
「は……?」

会長はそう言うとまた給水タンクの上に上っていた。
僕は会長の言ったことが気になったが屋上を後にした。

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