永遠なんあるの?【42】
退院まで後2週間となった。
最近は男の看護士さんが担当になることが多い。
私の入院している科は得に多いと思う。
看護士の3分の1が男の人だから。
その中でも仕事がやたら早いのか、こんなに元気な患者によく様子を見に来てくれる人がいる。
その人が今日は一段と暇そうにしている様子を感じとって私は話しかけた。
「ねぇ、暇なの?」
話しかけた私の部屋の奥に廊下から隠れるように座ってから看護士さんは
「暇なんだよねぇ。」
と、高校生のさぼりのように話ししだした。
「最近、病院の体制が変わってさ。
俺の受け持ちなんて2人だよ?
本当は個室5部屋なんだけど、患者がいないんだよね。」
まるで私が患者だと忘れているかのように話した。
ただの愚痴じゃない?
と、思いながらも私には珍しい話しなので聞きいった。
最近、光平さんのことで頭がいっぱいだった私には男の人の雑談は新鮮だった。
その看護士さんが言うには、他の科は病室が足りなくて忙しいらしい。
だから、他の科の患者さんも見ているらしい。
そして、この科の男の人たちで体力落ちないようにジムに通っているらしい。
健康的だなぁって思って聞いていたら、今度は、夜勤開けにお酒を飲んで寝るって話しになった。
この看護士さんの年齢は同じ年くらいにみえるのに話しの内容はおじさんのようだった。
20分ほどとめどもない会話をしてから
「あ、そろそろ申し送り(日勤の人から夜勤の人へ今日あったことを報告する)の時間だ。」
と、言って立ち上がって部屋のドアのところで少しキョロキョロしてから出ていった。
その姿が光平さんに見えた。
私の周りには光平さんの空気はないのに。
私の頭の中は光平さんの空気でいっぱいだ。
そして、夕方、真さんがやってきた。
いつものように夕食の後に2人で散歩に出掛けた。
私は車椅子で。
心と行動の矛盾した生活はどこで繋がっているいるのだろう?
最近は男の看護士さんが担当になることが多い。
私の入院している科は得に多いと思う。
看護士の3分の1が男の人だから。
その中でも仕事がやたら早いのか、こんなに元気な患者によく様子を見に来てくれる人がいる。
その人が今日は一段と暇そうにしている様子を感じとって私は話しかけた。
「ねぇ、暇なの?」
話しかけた私の部屋の奥に廊下から隠れるように座ってから看護士さんは
「暇なんだよねぇ。」
と、高校生のさぼりのように話ししだした。
「最近、病院の体制が変わってさ。
俺の受け持ちなんて2人だよ?
本当は個室5部屋なんだけど、患者がいないんだよね。」
まるで私が患者だと忘れているかのように話した。
ただの愚痴じゃない?
と、思いながらも私には珍しい話しなので聞きいった。
最近、光平さんのことで頭がいっぱいだった私には男の人の雑談は新鮮だった。
その看護士さんが言うには、他の科は病室が足りなくて忙しいらしい。
だから、他の科の患者さんも見ているらしい。
そして、この科の男の人たちで体力落ちないようにジムに通っているらしい。
健康的だなぁって思って聞いていたら、今度は、夜勤開けにお酒を飲んで寝るって話しになった。
この看護士さんの年齢は同じ年くらいにみえるのに話しの内容はおじさんのようだった。
20分ほどとめどもない会話をしてから
「あ、そろそろ申し送り(日勤の人から夜勤の人へ今日あったことを報告する)の時間だ。」
と、言って立ち上がって部屋のドアのところで少しキョロキョロしてから出ていった。
その姿が光平さんに見えた。
私の周りには光平さんの空気はないのに。
私の頭の中は光平さんの空気でいっぱいだ。
そして、夕方、真さんがやってきた。
いつものように夕食の後に2人で散歩に出掛けた。
私は車椅子で。
心と行動の矛盾した生活はどこで繋がっているいるのだろう?
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