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紅い女神〜セリアノスの騎士?〜

[264]  おねえ  2009-07-19投稿
「リュウ」

ウリューゼアは突然の来訪者に驚いて、名を呼んだ。

「炎の部族の長殿。王より正式な依頼で参りました」

リュウは恭しく頭を下げてウリューゼアを迎えた。

「王政国討伐隊隊長殿、よくいらしてくださいました。歓迎いたします」

ウリューゼアはすぐに紅い国の代表者のように振る舞って、リュウを迎えた。

謁見は滞りなくすみ、二人はウリューゼアの部屋で話を始めた。

「どうしたのよ、こんな時期に、それも出陣直前に正式に王の使者として来るなんて」

ウリューゼアは呆れたように言った。

「さっき話した通りなんだ」

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