エルファ・人形残酷物語25
応答したのはジャックである。
マルシアやスザンヌが息を呑む。
「素っ裸のまま、浴槽の中に放り込まれているのよ! 大変だわ!」と、ルーシーは興奮気味だ。
「落ち着けルーシー!
その子の様子はどうなってる?」
「体をロープに縛られているの! 口と目はガムテープに塞がれて酷い状態。頭は髪の毛が抜き取られてツルツル状態だし、体中キズだらけになっているみたい」
マルシアがジャックに話しかける。
「んまァ、なーんて酷い事を。助けられないのかしら!?」
「今は無理でしょう?
エルファがいるし、下手に動いてしまったら…ルーシーの行動を見破られてしまいます」
ルーシーの声がした。
「エルファが戻って来たから会話を切るわ!」
クッキーを食べながらエルファは話した。
「私、結婚スルワ」
「誰と?」
「ディックトヨ」
「ディック!? あの不良人形と結婚するの!?」
「不良ナンテ失礼ナ言イ方ダワ。ワイルドナ男ッ言ッテ頂戴」
…一緒でしょうバカ…
「彼と結婚するなら、この家に一緒に住むの?」
「住マナイワ」
「別居?」
「私ガ、子供タチト家ヲ出テ、別ノ場所デ、ディックト暮ラスノ」
「どこに、住むの?」
「ムサ苦シイ人間タチガイナイ所」
「それって、どこ?」
「分カンナイ」
「分かんなーい?」
「彼ガ秘密ノ場所ヲ見ツケテクレテイルカラ、私モマダ知ラナイノ」
「わざわざウチを出なくても、ココで暮らせばイイのに」
「私モ彼モ、人間ガ大ッキライ、ナノ」
協会事務所に戻ったスザンヌたちはボックルに屋敷での事を報告した。
「何じゃと、エルファが結婚するじゃと?」
初めて聞く話しに、ボックルは驚く。
あの小娘が、1人前に結婚するとは…
相手がディックだと聞いて、余計にビックリ!
ルーシーは話しを続けた。
「エルファは結婚したら、子供たち連れてウチを出るみたいよ」
「どこへ行くのかが気になるわネェ?」と、ルーシー。
「ディックが今、見つけているらしいけど」
「アイツらが移り住む先と言えば、あの場所しかないわい」
「え?」っと皆、注目。
スザンヌが質問する。
「会長、どこか心当たりでもあるのですか?」
「虹の楽園郷じゃよ」
「ああ、あそこ」
マルシアやスザンヌが息を呑む。
「素っ裸のまま、浴槽の中に放り込まれているのよ! 大変だわ!」と、ルーシーは興奮気味だ。
「落ち着けルーシー!
その子の様子はどうなってる?」
「体をロープに縛られているの! 口と目はガムテープに塞がれて酷い状態。頭は髪の毛が抜き取られてツルツル状態だし、体中キズだらけになっているみたい」
マルシアがジャックに話しかける。
「んまァ、なーんて酷い事を。助けられないのかしら!?」
「今は無理でしょう?
エルファがいるし、下手に動いてしまったら…ルーシーの行動を見破られてしまいます」
ルーシーの声がした。
「エルファが戻って来たから会話を切るわ!」
クッキーを食べながらエルファは話した。
「私、結婚スルワ」
「誰と?」
「ディックトヨ」
「ディック!? あの不良人形と結婚するの!?」
「不良ナンテ失礼ナ言イ方ダワ。ワイルドナ男ッ言ッテ頂戴」
…一緒でしょうバカ…
「彼と結婚するなら、この家に一緒に住むの?」
「住マナイワ」
「別居?」
「私ガ、子供タチト家ヲ出テ、別ノ場所デ、ディックト暮ラスノ」
「どこに、住むの?」
「ムサ苦シイ人間タチガイナイ所」
「それって、どこ?」
「分カンナイ」
「分かんなーい?」
「彼ガ秘密ノ場所ヲ見ツケテクレテイルカラ、私モマダ知ラナイノ」
「わざわざウチを出なくても、ココで暮らせばイイのに」
「私モ彼モ、人間ガ大ッキライ、ナノ」
協会事務所に戻ったスザンヌたちはボックルに屋敷での事を報告した。
「何じゃと、エルファが結婚するじゃと?」
初めて聞く話しに、ボックルは驚く。
あの小娘が、1人前に結婚するとは…
相手がディックだと聞いて、余計にビックリ!
ルーシーは話しを続けた。
「エルファは結婚したら、子供たち連れてウチを出るみたいよ」
「どこへ行くのかが気になるわネェ?」と、ルーシー。
「ディックが今、見つけているらしいけど」
「アイツらが移り住む先と言えば、あの場所しかないわい」
「え?」っと皆、注目。
スザンヌが質問する。
「会長、どこか心当たりでもあるのですか?」
「虹の楽園郷じゃよ」
「ああ、あそこ」
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