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desteny??

[310]  meeco  2009-07-21投稿
中川は、フロントでカードキーを受け取り、部屋までの案内を断り、エレベーターの方へ向かって歩き出した。

「1502だって。十五階だな。」

独り言を言う様に、ボソっと呟き、チラっと後ろを振り返り、私が居る事を確認すると、エレベーターのボタンを押した。

直ぐに、エレベーターの扉が開いた。

私は、脚がすくみ、身体も小刻みに震えていた。

「香里、どうした?」

中川は、私の左肩を抱いた。
「慣れ慣れしく、触らないで!!」

「何だよ・・・。俺達、もうそう言う関係だろ?」

「勘違いしないで。写真を返して貰いに来ただけだから・・・。」

「あんまり、俺を怒らせ無い方が身の為だよ?いつまでも、反抗的な態度してたら、良い様には、ならないからね・・・。」

中川の言葉の真意が、理解出来なかった。

中川の言いなりに、ならなければいけないのか―\r

本当に、写真は返して貰えるのだろうか―\r

そもそも、そんな写真なんて、存在するのだろうか―\r
色々な疑問や不安が、頭の中を支配し続けていた。

そんな、答えの出ない事を考えているうちに、エレベーターは、十五階で止まった。

中川は、迷う事無く、急々と部屋へ向かって、私の前を歩いて行った。私は、数十メートル遅れて、トボトボと足取り重く、歩いていた。

マンダリンオリエンタル
1502―\r

私より、大分前に、部屋の前に立って居た中川は、カードキーをドアに差した。ランプは、OKを示す緑色に点灯し、ガチャと重い音を立てて、開いた。

「香里、早く・・・。」

何とか、部屋の前まで歩いて来る事が出来た。中川は、部屋の重厚な扉を右手で支え、私に呼び掛けた。

私が、部屋の敷居を跨ぐと、扉は、重くガチャンと音を立てて閉まった。

「まぁ、座んなよ・・・。」

中川にそう促され、私は、部屋の奥に有った、ソファーに腰掛けた。

「写真・・・。返してよ。」

「いきなりなんだね?まぁ、良いよ。」

中川は、持っていた、ビジネスバックから、写真を一枚取り出し、ソファーの前に有った、ローテーブルに、投げる様にして、置いた。

置かれた写真に、不意に目をやると、とんでも無い、私の辱められた画が目に飛込んで来た。

「良く撮れてるでしょ?自分で見て、どう?」

その写真は、あの別荘のバスルームで、裂かれた下着を纏ったまま、ほぼ全裸の私が、眠りに落ち、粘着テープで手足を拘束され、口枷も填められ、中川の精液をダラダラと口元から垂れ流してバスルームの床に、横になっている所だった。

「何、これ・・・。」

私は、唖然とし、それ以上の言葉を発する事が出来なかった。

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