desteny??
「もしかして、自分で見て、興奮しちゃった?」
中川は、煙草に火を着けながら、冗談を言う様に、そう言った。
「そんな訳、無いじゃない・・・。どうしたいの?こんな事して。」
必死に言葉を返した。中川が、私をどうしたいのか―\r
本当の目的は、何なのか―\r
私は、知りたかった―\r
「どうしたい・・・。この間も話したろ?香里の身体が、欲しいって。今まで、手に入らなかった物は無かったんだよね・・・。地位も、金も何でも、親が与えてくれるし、女も、優しい言葉の一つを掛けてやりゃあ、ホイホイ付いて来る、安い女ばっか・・・。五年前、香里をレイプした時、気が付いたんだ。俺が、求めてるのは、汚れて無い、香里みたいな女を俺の色に染め上げる事だって・・・。」
「私は・・・、貴方の只の道具だって事なの?馬鹿な事、言わないで!!」
中川が、写真を何枚撮って居るのか―\r
それを聞くまで、帰る訳にはいかなかった。
冷静にならなければ―\r
正論を言っても、きっと、偏った考えの中川には、響かないだろう―\r
「道具だと言われれば、間違っては、いないだろうな。」
「写真、何枚撮ったの?」
そう言っている間にも、全身が震え、巧く話せなかった。
「震えてるの?俺の事、恐い?怖がられた事なんて無いから、興奮しちゃうよ。」
「質問に、ちゃんと答えて。」
「写真?二百枚位じゃん?」
「二百枚・・・?」
唖然としていた―\r
単純に計算して、二百枚の写真を返して貰うには、二百回、中川に逢わなければいけないのか―\r
馬鹿げた、勝手な中川の提案を、本気で考えていた―\r
「写真、全部返してよ。」
駄目もとで、中川に交渉してみる―\r
「これしか持って来てねぇから、返せねぇな・・・。」
また、私は、写真に目が行った。
目を思わず、覆いたくなる様な光景が飛込んで来た。
同時に、この間、眠りに着く前までの出来事が、全て、順序通りにフラッシュバックした―\r
気が付くと、私は、ローテーブルの上に、無造作に置かれたその写真を、粉々に破き、中川の胸元目がけて、投げ付けていた。
中川は、表情一つ変えずに、私にこう言い放った。
「これ、破かれたとしても、データーは残ってるから、何とも無いよ。」
「えっ・・・?」
「写真、焼いただけなんだよ。それ位、解ってるもんだと思ってたけど。」
もう、全て、お手挙げだった―\r
「まさか・・・。このまま、帰れるとは思ってないよね?香里も子供じゃ無いんだから、分かるか。」
中川の言葉の真意を理解出来る程、私は、大人じゃ無かった―
中川は、煙草に火を着けながら、冗談を言う様に、そう言った。
「そんな訳、無いじゃない・・・。どうしたいの?こんな事して。」
必死に言葉を返した。中川が、私をどうしたいのか―\r
本当の目的は、何なのか―\r
私は、知りたかった―\r
「どうしたい・・・。この間も話したろ?香里の身体が、欲しいって。今まで、手に入らなかった物は無かったんだよね・・・。地位も、金も何でも、親が与えてくれるし、女も、優しい言葉の一つを掛けてやりゃあ、ホイホイ付いて来る、安い女ばっか・・・。五年前、香里をレイプした時、気が付いたんだ。俺が、求めてるのは、汚れて無い、香里みたいな女を俺の色に染め上げる事だって・・・。」
「私は・・・、貴方の只の道具だって事なの?馬鹿な事、言わないで!!」
中川が、写真を何枚撮って居るのか―\r
それを聞くまで、帰る訳にはいかなかった。
冷静にならなければ―\r
正論を言っても、きっと、偏った考えの中川には、響かないだろう―\r
「道具だと言われれば、間違っては、いないだろうな。」
「写真、何枚撮ったの?」
そう言っている間にも、全身が震え、巧く話せなかった。
「震えてるの?俺の事、恐い?怖がられた事なんて無いから、興奮しちゃうよ。」
「質問に、ちゃんと答えて。」
「写真?二百枚位じゃん?」
「二百枚・・・?」
唖然としていた―\r
単純に計算して、二百枚の写真を返して貰うには、二百回、中川に逢わなければいけないのか―\r
馬鹿げた、勝手な中川の提案を、本気で考えていた―\r
「写真、全部返してよ。」
駄目もとで、中川に交渉してみる―\r
「これしか持って来てねぇから、返せねぇな・・・。」
また、私は、写真に目が行った。
目を思わず、覆いたくなる様な光景が飛込んで来た。
同時に、この間、眠りに着く前までの出来事が、全て、順序通りにフラッシュバックした―\r
気が付くと、私は、ローテーブルの上に、無造作に置かれたその写真を、粉々に破き、中川の胸元目がけて、投げ付けていた。
中川は、表情一つ変えずに、私にこう言い放った。
「これ、破かれたとしても、データーは残ってるから、何とも無いよ。」
「えっ・・・?」
「写真、焼いただけなんだよ。それ位、解ってるもんだと思ってたけど。」
もう、全て、お手挙げだった―\r
「まさか・・・。このまま、帰れるとは思ってないよね?香里も子供じゃ無いんだから、分かるか。」
中川の言葉の真意を理解出来る程、私は、大人じゃ無かった―
感想
感想はありません。