いつかまた〜88〜
ハァ、ハァ、
溢れる想いを胸に、教室へ駆け込んだ。
そこに居たちさは、僕をみつけて
「うぅ…っ!トーマ…」
どうした!?
「蓋が開かないぃ…」
がくぅーーーーーー…
ちさは、染料の入っている容器の蓋を握りしめて僕に言った。
「どれ?貸して」
ちさから容器を受け取る。
意気消沈…
うりゃ!
と、蓋を開けて、ちさに渡す。
「何するの?」
「ありがとう。うん、絵を描こうと思って」
「絵?」
「うん。みんなの肖像画…」
「そっか」
教室には、西日が差し込んでいた。
「ロビーの…作品見てきたよ」
そう言う僕に、
「…初めて大掛りな彫刻に挑戦したから、時間かかっちゃった」
「………」
「………」
「今日、アトリエには?」
「………行かない。少し、休んでもいいって志田さんが…」
僕は、また1歩、踏み出そうとしてる。
「…それなら…。今日は、一緒にいよ?」
溢れる想いを胸に、教室へ駆け込んだ。
そこに居たちさは、僕をみつけて
「うぅ…っ!トーマ…」
どうした!?
「蓋が開かないぃ…」
がくぅーーーーーー…
ちさは、染料の入っている容器の蓋を握りしめて僕に言った。
「どれ?貸して」
ちさから容器を受け取る。
意気消沈…
うりゃ!
と、蓋を開けて、ちさに渡す。
「何するの?」
「ありがとう。うん、絵を描こうと思って」
「絵?」
「うん。みんなの肖像画…」
「そっか」
教室には、西日が差し込んでいた。
「ロビーの…作品見てきたよ」
そう言う僕に、
「…初めて大掛りな彫刻に挑戦したから、時間かかっちゃった」
「………」
「………」
「今日、アトリエには?」
「………行かない。少し、休んでもいいって志田さんが…」
僕は、また1歩、踏み出そうとしてる。
「…それなら…。今日は、一緒にいよ?」
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