生と死の判断
生と死の
区別は
心臓が
動いてるか
止まってるかで
判断するけど
死と判断された
直後の体は
まだ温かく
その判断は
間違ってるんじゃ
ないかって
疑いたくなる
赤ん坊が
この世に
生まれて
生の判断を
もらうのは
母親の体内から
すっぽり出た時
母親のお腹の中でも
確かに
心臓は
動いているのに
まだ
生の判断は
もらえない
それを
思うと
死も
心臓が
止まった
瞬間が
死では
ないんじゃないか
なんて
思えてしまう
この世から
体がなくなる時
骨に
なった時が
本当の
死
なんじゃないかって
心臓が
止まっても
目が
開かなくても
言葉が
話せなくても
体が
冷たくなっても
変わらず
ここにいる
ここに
まだ
いるから
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