先生との出会いは私が高校１年生の時。部員が足りないとの理由で、嫌々ながら先輩の話術で入ってしまったバスケの試合会場だった。　

『はあ、帰りたい。バイトしたいのに、何高校まで来てバスケしてるんだろう。』

なんて呟きながらもアップをしていると、前からスラッと背の高いロングジャンパーが似合う男性が。


『かっこいいなあ。どっかの高校の先生かなあ。ねえさき、あの先生かっこよくない？メアドくれないかなあ（笑）』

『本当に。結構かっこいいやん。でも、ダメダメ。あんなカッコイイ人には彼女がいるって。』

『そうか。いいなあ。あんなカッコイイ人が彼氏だったら幸せだろうな。』

『さき、りか。試合前なんだから集中して。』

２人『はい。すみません。』

『絶対この試合が終わったらバスケット辞めよね。』

『確かに。（笑）』


その後、ちゃっかり有限実行で、バスケット部を辞めた私達。先生には会えなくんあるのは残念だったけども、バイトに明け暮れていると、そんな事も忘れかけていたそんなある日でした。

つぎに先生に会えたのは一年後。

なんとバイト先の結婚式場にあの時の先生が！


『さき、あの時の先生だよ。きっとこれは運命（笑）』

『チャンスじゃん。ほら、どさくさの紛れて話かけちゃえよ。』

『うん。女は度胸だ！』

『うん。あたしりかのそこが好き（笑）振られたら今日は、りかちゃんを励まそうの会を開きましょう（笑）』

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