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秘密基地?

[168]  莉緒  2009-08-01投稿
会社からの電話には絶対でなくてはならない

いつものことだ
優里亜は気にしていなかった

優里亜はウーロン茶を一口飲んで
大きなため息をついた



身体にはまだ朋哉の感触が残っている



礼との結婚は
優里亜が望んだものではなかった


全ては朋哉のために
優里亜は自分の身を売ったのだ



「…はい。それではよろしくお願い致します。失礼します。」



朋哉が戻ってきた


どうやら話が終わったようだ



「ごめん。雰囲気壊したね。」

そういって優里亜の隣に座った朋哉は
今の電話で心なしか疲れたように見えた



「ううん。大丈夫だよ。」
「それより、お腹空かない?なんか作ろうか?」


癒してあげたい、と優里亜は思った



「そうだね。ホントは優里亜を食べたいとこだけど…」


「…ばか。リクエスト、ある?」


「うーん。あるものでできるものがいい。」


「オッケー。優里亜ちゃんに任せて。」



優里亜は台所に材料を見に行く  


朋哉はその後ろ姿を
いとおしそうに見つめていた



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