携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 俺の彼女はアキバ系アイドル

俺の彼女はアキバ系アイドル

[239]  こ〜ら  2009-08-01投稿
俺の名前は麻加部 稜(マカベ トオル)。歳は24歳。

現在、ラーメン屋でバイトをしながら、バンド活動をしている。
夢はでっかく、ロックスター。担当はベースだ。


今日も一日のスケジュールを終え、毎度の事ながらクタクタで家に帰る。


二階建ての木造アパートの201号室。そこが俺の部屋。

酷く老朽した階段を軋ませながら昇り、左に曲がればそこが201号室だ。

背負ってる小さめのリュックサックから、部屋の鍵を取り出して、鍵穴に差して回した。

だが、いつもの鍵が開く手応えがない。

「あれ?閉め忘れてたか。」

しかし、その場はまぁいいかと済して、中へ入る。


部屋は5畳半のワンルームだが、結構住み心地はいいもんだ。
一人で住むには何の問題もない━━━のだが。



「お帰りなさいませ!ご主人様ぁ!」

「うわっ!…何だ、いたのかよ。鍵ぐらい閉めとけよな。」


彼女の名前は姫虎 麗衣香(ヒメトラ レイカ)。 年齢不詳。恐らく同い年くらいだろう。そして、本名ではない。

何故こいつがここにいるのかとか、そういったその他諸々の事情を話すには膨大な時間を費やすため、ここで話すのは止めておこう。
後々、話す機会もあるだろうから、その時にでもと思う。

ここで一つだけ話すとしたら、彼女はアキバ系アイドルだ。今はそれだけで十分だろう。

これを聞けば、先程の彼女の発言も深く納得できるはずだ。

まあ、そもそもタイトル見れば察せれる事ではあるが。

それじゃ、そろそろさっきの会話の続きでもやろうか。彼女も静止したまんまで可哀相だからな。


「…それがですね、鍵を壊してしまんですの。ごめんなさいです。」

おぉ、若干足が震えてるな。少しばかりナレーションが長かったか。俺に向かって飛び付く寸前でナレーションいれたからな。
まぁ、仕方がないか。何て事を考えながら、ドアの方へと目をやる。

「鍵が壊れた!?何で!?」

そして、再び麗衣香へと視線を戻し、申し訳なさそうな表情をする麗衣香の方へ一歩踏み出す。

「まぁ、ここもだいぶ古いしな。とりあえず、大家さんに話そう。」

敢えて訳は聞かず、麗衣香を励ますのに徹した。それが幸いし、次には麗衣香の表情が軽い笑みへと変わった。
「やっぱり、ご主人様は優しいですの!そんなご主人様が麗衣香は大好きでありまするの!」

「あのさ、いい加減そのご主人様っての止めてくれないか?」

感想

感想はありません。

「 こ〜ら 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス