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当たり前3

[520]  ヒョン  2009-08-01投稿
その帰り道、俺は自転車を降りて、ゆっく−り朝通った道を歩いていた。

中田と話して帰りたかっが、あいにく彼はバレー部のキャプテンだった。

何故バレー部?と思った
彼は中学ではサッカー、
小学校じゃ野球をやってた。彼自身の話では、
スポーツ万能であることを証明したいそうだ。

あいつらしいな。

そう思った。

それに比べ俺は・・・
ま、くらいはなしは後回しにして。

ボーっと歩いていた俺は
前を歩いていた人をもろ
ひいてしまった。

その人は前によろめいて
うらめしそうにこちらを
向いた。


髪は真っ黄色で短くカットしており、サングラスをしていた。

ひよこヘッドの不良と称するにふさわしかった。

「一発お返しさせてや」
彼の目に怒りの光が灯っていたのを俺の目はとらえた。


俺はその日、この世の
くらぁぁい部分を、左頬で実感させてもらったのだ。


今更だが、よくあれですんだなと左頬を治療中に思った。

普通ならボッコボコだったろうなぁ・・・・

この時俺は初めて人間に
ついて関心をもった。


・・・ような気がする。




続く

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