実験小説 第6話
ヘルプで何度かついたお客さんはパッと見怖い感じだけど
本当に手の掛からない人だった。
セクハラとかもないし話も面白くお客さんなのに
あたしを楽しませようとしてくれて
ヘルプとはいえ彼の席に着くのが楽しみになっていた。
ある日彼が唐揚げを注文した。
彼もあたしもお腹が減っていたからあっという間に
唐揚げがなくなりお皿にはパセリと絞ったレモンだけが残った。
「パセリ食べて良いかな?」
「え?そんなの食べれるの?」
「もちろん食べれるよー」
「へー」
この時変わった人ぐらいに思った。
「知ってるかな?パセリはハーブなんだよ」
「そうなんだ」
「脂っこい料理には必ずお皿に乗っているでしょ?」
「うん」
「パセリには色々な効果があってね。脂の吸収を助けたり口臭の予防効果とかあるんだよ」
あたしは自分をパセリみたいと
考えていたからこの話には本当に感心した。
「俺はパセリが本当に好きでパセリ食べたさに唐揚げ頼んだんだ。変わってるだろ?(笑)」
あたしのことを好きって言われた気がして彼に好意を持った。
彼は指名をするタイプじゃなくあたしが
いつまた席に着くか分からないので彼がくるとドキドキした。
彼に会うのは楽しみだったけど
お店の人気関係に疲れて店を辞めることにした。
続く
本当に手の掛からない人だった。
セクハラとかもないし話も面白くお客さんなのに
あたしを楽しませようとしてくれて
ヘルプとはいえ彼の席に着くのが楽しみになっていた。
ある日彼が唐揚げを注文した。
彼もあたしもお腹が減っていたからあっという間に
唐揚げがなくなりお皿にはパセリと絞ったレモンだけが残った。
「パセリ食べて良いかな?」
「え?そんなの食べれるの?」
「もちろん食べれるよー」
「へー」
この時変わった人ぐらいに思った。
「知ってるかな?パセリはハーブなんだよ」
「そうなんだ」
「脂っこい料理には必ずお皿に乗っているでしょ?」
「うん」
「パセリには色々な効果があってね。脂の吸収を助けたり口臭の予防効果とかあるんだよ」
あたしは自分をパセリみたいと
考えていたからこの話には本当に感心した。
「俺はパセリが本当に好きでパセリ食べたさに唐揚げ頼んだんだ。変わってるだろ?(笑)」
あたしのことを好きって言われた気がして彼に好意を持った。
彼は指名をするタイプじゃなくあたしが
いつまた席に着くか分からないので彼がくるとドキドキした。
彼に会うのは楽しみだったけど
お店の人気関係に疲れて店を辞めることにした。
続く
感想
感想はありません。